
【小・中学生英語】イラストで覚えるイディオム "(agree/fight)like cats and dogs"
――イディオム【idiom】とは、英語における慣用句や熟語のこと。
「単語自体は難しくないけれど、知っていないと意味が分からない」。ここではそんなイディオムをイラスト付きで解説します。
日本語にはない「たとえ」や独特な表現も、イラストならイメージしやすく、記憶に残るはず。高校受験を目指す小学生、中学生のための、英語学習に役立つコーナーです。
(agree/fight)like cats and dogs … 犬猿の仲

<例文>
Bob and Nancy always fight like cats and dogs.
「ボブとナンシーはいつも大ゲンカをする。」
仲の悪い者同士を日本語では「犬と猿」に例えますが、英語では「犬と猫」。似た意味、似た言い回しなのに、登場する動物が違うのが面白いですね(犬が共通なのも不思議です)。同じような例を下に三つ紹介します。日本語との表現の違いを楽しみながら英語を学んでいきましょう。
ちなみに“It’s raining cats and dogs.” は、「土砂降りの雨が降っている」。「激しいケンカのような雨」というイメージです(由来には諸説あります)。
意味は似てるが微妙に違う 英語と日本語の言い回しをご紹介
The pot calls the kettle black. … どんぐりの背比べ → 「鍋がやかんのことを“黒焦げ”と呼ぶ」。どっちもどっちの競い合い。
Let sleeping dogs lie. … 寝た子を起こすな → 「眠っている犬は寝させておけ」。せっかく収まったことを蒸し返さないで!
Don’t teach fishes to swim. … 釈迦(しゃか)に説法 → 「魚に泳ぎ方を教えるな」。魚は泳ぎのプロ、お釈迦さまは法を説くプロ。
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※この記事は2018年12月1日に刊行されたSAPIX中学部の受験情報誌『スクエア』192号に掲載された記事のnote版です。