神奈川県公立高校 2019入学者選抜問題分析
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神奈川県公立高校 2019入学者選抜問題分析

英語

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①リスニング問題:小問数7
例年通りの3部構成でした。(ウ)の生徒のスピーチを聞いて与えられた表の空所に数字や単語を補う問題は、2018年から継続して出されています。
②語彙:小問数3
対話文中の空所に適切な語を補う問題で、(ウ)はやや難度が高かったと思われます。
③適語句選択:小問数4
英文の空所に入る適切な語句を選ぶ問題で、(ア)と(ウ)では時制に注意が必要でした。
④並べかえ英作文:小問数4
対話の流れに合うように与えられた語を並べかえる問題で、(ウ)は複数の品詞を持つ単語の使い方を考えることがポイントでした。
⑤条件英作文:小問数1
A~Cの絵とその説明が時系列に与えられ、そのうちのBの説明にある空所に適切な英語を書く問題でした。
⑥説明文の読解(約690語):小問数3
2つの図表の読み取りを含む、地元食材に関する高校生の発表の原稿でした。(ウ)は本文だけではなく、図表にも注意を払う必要がありました。
⑦短文の読解:小問数2
図表と対話文の内容についての質問に対する答えを選ぶ問題で、(ア)はピアノレッスンの案内、(イ)は電車の乗換案内に関するものでした。
⑧対話文の読解(約905語):小問数3
防災に関する対話文でした。(イ)はそれぞれの人物が話す地図の描写を正確に把握する必要がありました。(ウ)の本文の内容に合う英文を選ぶ問題は、比較的解きやすかったと思われます。

数学

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①計算問題
正負の数、文字式、平方根、式の展開という基本的な計算問題でした。2018年と同様、解答を4つの中から選択する形式でした。完答すべき大問です。
②小問集合
因数分解、二次方程式、変域、不等式、平方根、標本調査の6問でした。こちらも2018年同様、選択式のものでした。いずれも基本問題なので、ミスは許されません。
③小問集合
(ア)円と角度、(イ)面積比、(ウ)文章題の3問でした。3問とも基本的なレベルですが、(イ)は必要な線分比を求めるのに手間がかかるため、丁寧な処理が求められました。
④二次関数
例年通り、放物線と直線を組み合わせた問題でした。解答へたどり着くまでの方針は立てやすいものですが、計算が煩雑になるため、正解するには高い計算力が求められました。
⑤確率
ルールにしたがってカードを取る確率の問題でした。例年同様、複雑なルールを正確に把握し、慎重に数え上げる力が必要でした。
⑥空間図形
三角柱に関する、表面積、断面積、表面上の最短距離の問題でした。最短距離の問題は、適切な補助線を見つけられなかったり、長さを求める計算でミスをしたりする受検生が多かったと思われます。
⑦円
証明は選択式の空欄補充の形式でした。確実に正解したいところです。(イ)は記述の仕方に悩んだ受験生も少なくないと思われます。

国語

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①漢字・文法・俳句の鑑賞
漢字が8問、文法(「で」の識別)が1問、俳句の鑑賞が1問の計10問でした。漢字は3年連続でやや難しいものが出ています。俳句の鑑賞では注意深く選択肢を読むことが必要でした。
②『実語教童子教諺解』
例年と同様に受検生には馴染みの薄い作品からの出題でしたが、文章内容は読み取りやすいものでした。4問の記号選択も、まぎらわしい選択肢はあるものの、文章の主題を掴めば正答を導けます。この大問での失点は避けたいところでした。
③原田マハ『たゆたえども沈まず』
フランスのパリを舞台に、主人公が周囲の人たちの事情や思いを知っていく過程を描いた小説文でした。設問はすべて記号選択でしたが、登場人物の置かれた環境ならではの心情を読み取ることが求められたため、選択肢の吟味に時間がかかった受検生もいたと考えられます。
④堀内進之介の文章
人工知能といった新しい技術が広がる現代社会において、人間はどのような態度でいるべきかということについて論じた文章からの出題です。文章そのものは読みやすいものの、選択肢の吟味が求められる記号選択がいくつかありました。抜き出し2問は与えられた条件をヒントにして、素早く処理したい内容でした。
⑤グラフ・図表と対話文の読み取り
グラフ・図・表のそれぞれに多くの情報があり、見慣れない用語も多く含まれていました。そのため対話文の内容理解に時間がかかった受検生が多かったと考えられます。設問の難度は標準的なので、落ち着いて取り組むことが大切です。

理科

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①小問集合(物理)
(ア)エネルギーの基本的な知識問題、(イ)光、(ウ)電流についてのやや分析力が試される問題でした。問1では、設定について分析を要する問題が出される傾向があります。
②小問集合(化学)
(ア)実験器具、(イ)化学変化、(ウ)イオンに関する典型問題でした。選択肢を注意深く読む必要がありました。
③小問集合(生物)
(ア)顕微鏡、(イ)食物連鎖、(ウ)植物に関する基礎知識を確認する問題でした。全問正解したい内容です。
④小問集合(地学)
(ア)火山、(イ)天気、(ウ)地震に関する典型問題でした。(ウ)の計算問題は、解法が身についているかどうかがポイントでした。
⑤力(物理)
浮力に関する典型問題です。(ウ)は、浮力の性質に関する正確な理解が求められました。
⑥化学変化(化学)
化学変化に関して基礎的な知識と、基本的な法則の理解を確かめる問題です。
⑦人体(生物)
人体についての実験で、仮説を検証するための実験結果や、実験によって検証できる仮説を考察する問題です。仮説と検証をテーマとした問題は頻出です。
⑧天体(地学)
天体に関する典型問題です。類題を解いたことがあるかどうか、解法が理解できているかどうかで差がついたと思われます。

社会

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①世界地理
世界全図と1地点からの地図を用いていた2018年までとは異なり、4つの地域の略地図を使用した総合問題でした。マゼラン艦隊の経由地の並べ替え問題や日付変更線に関する問題は慎重に対処することが求められました。
②日本地理・日本史
福岡県について作成されたメモを利用した総合問題でした。2つの地形図の縮尺に関する問題は一見目新しいものでしたが、両者を冷静に比較すれば計算の段階で戸惑うことも少なかったと考えられます。
③歴史
交通や交易に関するできごとを題材とした日本史、世界史融合問題でした。日本史で使用された資料の多くは頻出のもので、教科書で学習することによって対応が可能でした。
④歴史
19世紀以降にアジアに影響を与えたできごとを題材とした問題でした。近代のアジアに関する問題は条件を読み取ったうえでのグラフの読み取りが求められるものでしたが、説明文をしっかりと読み取ることで十分に対応が可能でした。
⑤政治・経済
生徒が会議で話す内容をまとめた文を題材とした政治・経済の融合問題でした。効率と公正に関する問題はほかの都道府県公立校の入試問題では近年よく見られるもので、幅広い対策が必要でした。
⑥経済
国際社会が抱える課題に関する文章をもとにした経済の総合問題でした。為替相場に関する問題は文章中の3つの空欄に当てはまる語句を選択するもので冷静な対処が求められました。

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