【慶應義塾高校 合格者インタビュー】自分なりの勉強法を確立し、弱点を克服先生の励ましや助言がやる気の原動力に
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【慶應義塾高校 合格者インタビュー】自分なりの勉強法を確立し、弱点を克服先生の励ましや助言がやる気の原動力に

高校受験 SAPIX中学部

「合格者インタビュー」では、難関校に合格したSAPIX中学部卒業生が何をどう学び、どのような道のりを経て合格へたどり着いたのかを語ります。聞き手は卒業生を身近で見守ってきたSAPIX中学部の講師。今回のインタビューに登場いただいたのは、SAPIX中学部横浜校から慶應義塾高校に合格したMさんです(聞き手:SAPIX中学部横浜校 室長 佐藤)。

※Zoomを使用して2022年4月8日に取材を行いました。
※この記事は2022年6月1日に刊行されたSAPIX中学部の受験情報誌『スクエア』213号に掲載された記事のnote版です。

友達と切磋琢磨することで学力とモチベーションがアップ

佐藤 慶應義塾高校合格、おめでとうございます。
Mさん ありがとうございます。
佐藤 MさんがSAPIXに入室したのは新中1の春期講習でしたね。
Mさん はい。僕は中学受験のリベンジを高校受験でしようと考えていました。そこで塾選びをしていたところ、周囲で難関校に合格した人が多いと聞いたのでSAPIXに決めました。
佐藤 当時の授業や先生のことで、印象に残っている出来事はありますか。
Mさん どの先生も、僕が質問したことについて、的確に分かりやすく説明してくれたことを覚えています。印象に残っている授業は国語です。志賀直哉の小説を題材にした読解文があったのですが、先生がさまざまな見解があることを説明してくれて、その内容がとても面白いと感じました。
佐藤 友達もたくさんできましたね。
Mさん 同じく慶應義塾高を志望していた友達とは、切磋琢磨しながら勉強できました。分からないことを教え合うことで、自分の理解も深まった上に、リフレッシュにもなったと思います。受験直前期は、テキストがボロボロになるまで勉強している友達を見て、自分も負けまいと奮起しました。
佐藤 Mさんは好奇心旺盛な性格ですね。興味の幅も広く、積極的に質問して、好きなことを突き詰めていくところが強みであるように見えました。ご自分ではどう思われますか。
Mさん はい。確かに、分からない問題は、少し時間がかかっても追究していくタイプです。ただし、それが同時に弱点でもあり、特に英語は時間が足りず、問題を解き切れないこともよくありました。
佐藤 どのように克服しましたか。
Mさん 問題に時間制限を設けるようにしました。例えば、英語の過去問の場合、前半の知識問題に20分、後半の読解問題に40分というように時間を配分し、長文をじっくり読む時間を確保するという方法です。そして、そのために英単語をひたすら覚えました。語彙が増えると、知識問題が速く解けるだけでなく、長文問題で分からない単語があっても、意味を推測できるからです。
佐藤 英単語を速く覚えるこつなどはありますか。
Mさん 短期間で一気に覚えると、頭に入りやすいです。例えば『High Level英単語』に載っている単語を30分で300個覚え、毎日繰り返すと、間違えたところを何度も確認できるので、数日間で確実に覚えられます。
佐藤 特に直前期には効果的ですね。他にお勧めの学習法はありますか。
Mさん 数学は、間違えた問題を「期間を空けてからまた解く」ということを繰り返しました。解説を見た後や、先生に教わってからすぐ解き直してしまうと「分かったつもり」になってしまうので、少し日を空けて、記憶をリセットしてから解くのです。この他に役立ったのは「付箋ノート」です。
佐藤 「付箋ノート」は私がMさんに勧めたものですね。知識事項など覚えたいことを付箋に書いてノートに貼り、頭に入れたものは別のノートに貼り替えていくというものですが、Mさんは、覚えた方のノートも何回も見直し、知識を定着させるのに役立てていましたね。

スランプに陥ったときは一人で迷わず、先生に相談

佐藤 スランプに陥った時期はありましたか。
Mさん 最も気持ちが落ち込んだのは中3の10~11月です。追い込みの時期なのに、成績が伸び悩んだからです。その時は、とにかく勉強しようと机に向かっていました。どうしても気が乗らない時は、知識事項の暗記や、得意な科目である数学のプリントに取り組んでいました。
佐藤 その頃はよく相談にきましたね。12月には保護者の方も交えて、三者面談を行いました。問題を深掘りできるタイプのMさんであれば、「勉強法の修正次第で必ず伸びる」という話をしたと思います。
Mさん 先生にそう言われて、本当に救われました。先ほどの「付箋ノート」のことなど、先生からいただいた学習法のアドバイスも大いに役立ちましたが、何よりSAPIXの先生たちに相談を重ね、励ましの言葉をいただいたことで気持ちが安定し、自信が持てました。
佐藤 慶應義塾高を第一志望に選んだのはいつ、どのような理由からですか。
Mさん 小さい頃から、「紙幣になった福沢諭吉とはどんな人物だろう」と興味を持っていました。それから、慶應義塾の創立者であることや、「独立自尊」の教えのもと、自由な教育を行っていることなどに漠然と憧れを抱いていました。中学入学後にも、日吉祭(文化祭)や学校見学などに行き、大学と同居する広いキャンパスや、充実した施設などを見て、魅力をより強く感じるようになりました。
佐藤 慶應義塾高の入試対策について、アドバイスはありますか。
Mさん 慶應義塾高の英語は長文読解が難しいので、先ほど話したように、時間配分をしっかり決めて解くと良いです。また、スラッシュリーディングなどをして解くと、速く、正確に解答しやすくなります。数学は基礎から応用問題まで出されるので、『MAIN SAPIX』の問題の☆4レベルまでは解けるようにしておくと良いです。あと、数学担当の先生から、二次関数を確実な得点源にするように言われていたので、集中的に取り組みました。また、国語では、近年、慶應義塾高で出されていなかった近代文語文のような問題がありました。しかし、僕は古文も勉強していたので、対処できました。過去の傾向だけにとらわれず、バランス良く学習していたことが功を奏したのだと思います。

受験にとらわれない環境で、多彩な資格取得に挑戦したい

佐藤 慶應義塾高の入試前日や当日はどのように過ごしましたか。
Mさん 既に、栄東高、立教新座高、早大本庄学院などを受験していたので、ある程度慣れていましたが、それでも本命だったので緊張しました。前日や当日は、不安にならないために、覚えているかどうか曖昧なことの確認はしないようにして、ほぼ確実に定着した知識を再確認するようにしていました。
佐藤 入試当日に何か気を付けることがあれば教えてください。
Mさん 慶應義塾高は試験会場が寒いので、僕は手がかじかまないように、手袋の中にカイロを入れて試験に臨みました。おなかの調子を整えるために、お茶は常温にし、昼食も多過ぎないように調整しました。自分に合った健康管理をして万全な体調で臨んでください。それから、トイレは列ができるほど混むので、余裕を持って早めに行くことをお勧めします。
佐藤 高校受験を終えて、自分自身で成長を感じたところはありますか。
Mさん 自分の弱点を自分で発見できるようになったところです。自分の弱みに向き合うのは、つらく苦しいことですが、おかげで苦手なところを克服する力が付きました。
佐藤 努力をする力も身に付きましたね。高校生活は始まったばかりですが、実際に通ってみていかがですか。
Mさん 朝や帰りのホームルームがなく、朝はチャイムが鳴ったらいきなり授業からスタートするので、最初は驚きました。自由な校風でまるで大学のようなところを気に入っています。
佐藤 これから、どんな高校生活を送りたいですか。
Mさん 受験にとらわれずに過ごせる3年間なので、多彩な資格取得に挑戦したいです。英検®や漢検などはもちろん、海が好きなので、船舶の免許も取ってみたいです。部活動はヨット部やギターアンサンブル部に興味があります。でも、まだ迷っているので、体験入部をしてじっくり決めるつもりです。先の話ですが、大学は理工学部に進みたいと考えています。エンジニアの父を見て、とてもやりがいがありそうだと感じたので、興味を持つようになりました。
佐藤 最後に受験生活を支えてくれた家族にメッセージをお願いいたします。  
Mさん 毎回、SAPIXまで送迎をしてくれた母は、車内で小言ばかりを並べている僕に文句を言わず、静かに聞いてくれました。感謝しかありません。家庭学習をやらない時に一喝し、励ましてくれた父の言葉も心の支えになりました。2人とも最後まで僕の受験に付き合い、一緒に向き合ってくれてありがとうございました。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

Mさんから後輩の受験生へ
中学3年間は長いようで短く、あっという間に過ぎてしまいます。時間は有限です。効率の良い、自分に合った学習法を見つけて、受験勉強に取り組んでください。僕も追い込み時期は苦しかったけれど、そんな時は先生に相談し、友達と切磋琢磨することで、努力することの大切さを学ぶことができました。受験直前期は不安になりますが、自分に自信を持って、頑張ってください。

Mさんから佐藤へ
精神的につらかった時や勉強法で迷った時に、適切な助言をくださり感謝しています。成績が不安定で受験校を決めきれなかった時、いつも励ましの言葉をもらったことは忘れられません。指導してくださった先生方、本当にありがとうございました。

佐藤からMさんへ
高校入試は、努力が実った、見事な結果でした。しかし、ここからが本当のスタートです。Mさんはさまざまなことに好奇心と探究心を持って学ぶことができる人だと思います。その資質は、高校・大学での学びにおいて、今まで以上に生きるものです。これからの一層の活躍に期待しています。

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