早稲田大学本庄高等学院 2022年出題傾向リサーチ
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早稲田大学本庄高等学院 2022年出題傾向リサーチ

高校受験 SAPIX中学部

英語

Ⅰ 適語句選択:小問数10

英文の空所に適する語句を選び、記号で答える形式です。熟語表現、準動詞や関係副詞、数・量を表す形容詞、否定と省略などさまざまな分野から出題されています。典型的な問題が少なく、一問ごとに考えて解く大問でしたが、できるだけ時間をかけずに解きたいところです。

Ⅱ エッセイの読解(約610語):小問数17

インターネットのない生活で感じた利点についてのエッセイです。問題構成は2020年以来ほぼ変わっていません。しかし、文章内容の理解に関する問2は、難しい語が注釈なしで出ていることや、段落ごとの内容が捉えづらいエッセイが題材であることから、大きく難度が上がっています。選択肢の内容について詳細に吟味し、かつ、時間配分にも注意する必要がありました。また、2019年以来続けて、登場人物の立場になって書く条件英作文が出題されています。2022年の大問Ⅱの問3[10]で出された条件英作文は、書いた答えが正しいのかどうか、判断に迷う受験生も多かったと思われます。

Ⅲ 対話文の読解(約740語):小問数15

就職面接でのやりとりを描いた対話文です。大問Ⅱと比べて英文の内容や語のレベルも取り組みやすいものでした。適語選択や適文補充、和文英訳など、さまざまな形式の問題が出され、その中で文章内容の理解に関する問2では、中学生にとってなじみのない語句の意味を問うものも出されました。条件英作文は書くべき内容が想像しやすく、また表現としても慣れている受験生が多いと思われる文で、大問Ⅱと比べて解きやすいものでした。

数学

①小問集合

問1因数分解、問2平面図形、問3座標上の正三角形でした。問3は傾きを図形的に捉えられたかどうかで計算量に差が生じたと思われます。適切な処理をして解答を導き出すことが求められました。

②二次関数と円

2つの円と放物線に関する問題でした。全体的な難度は高くありませんが、問1の方程式を解くのに、とまどった受験生もいたかもしれません。冷静に取り組み、得点を重ねたい大問でした。

③空間図形

直方体の切断に関する問題でした。問2、問3は切断によって作られた図形を正しく捉えることができたかどうかがポイントでした。見た目や思い込みではなく、丁寧に解いていくことで問2までは正解したいところです。

④確率

さいころの目による式の値を利用する問題でした。条件文に文字が多く、理解するのに時間がかかった受験生も多かったと思われます。問2までは表を書くといった方法で条件を整理すれば難しくはありません。問3は丁寧な吟味が必要だったので、時間をかけて取り組みたい問題でした。

国語

①吉野源三郎『人間を信じる』

理想と現実の関係性について、「社会の中の個人」という観点から論じた文章でした。文章量は2021年よりもやや減少しましたが、抽象度の高いテーマだったため、文中の具体例や対比構造を手がかりにしつつ読み進める必要がありました。全15問のうち漢字を除く10問が文章内容に関するもので、読解中心の設問構成は例年通りです。2021年までの傾向と異なり、抜き出しは字数制限がなく、該当する「一文を」探す形式のものが出されましたが、論旨を丁寧に追うことができれば解答にそれほど時間がかかるものではありません。制限字数40字以内の記述は、傍線部だけでなく文章全体の内容をふまえながらまとめる必要があるもので、書きづらさを感じた受験生もいたのではないかと思われます。漢字の書き取りはいずれも標準的な難度だったため、確実に正解したいところです。

②井上靖『姨捨おばすて

母が口にした一言から主人公が姨捨山に関して空想をめぐらす場面を描いた文章でした。文章の半分以上を占める主人公の空想では、母とのやり取りがテンポよく描かれていて、内容把握はしやすかったものと思われます。大問1と同様、字数制限のない抜き出しが出されているほか、文章読解に関する記号選択についても選択肢の文が長いものが含まれていて、慎重な判断が求められました。一方、制限字数80字の記述は、過去5年間の中で最も記述量が多かったものの、解答の根拠は明確なので手堅く解答したいところでした。知識分野からは漢字の読み取りと文学史が問われています。特に文学史はなじみの薄いもので、苦戦をした受験生も多かったと思われます。

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