慶應義塾女子高校 2020年出題傾向リサーチ
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慶應義塾女子高校 2020年出題傾向リサーチ

英語

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①リスニング問題:小問数6
3つの英文が読まれ、それぞれの内容に関する質問への答えとして適切な文を選ぶ問題と、答えを英語で記述する、例年通りの形式でした。英文はすべて説明文でした。放送された英文の速度も標準的であったと思われます。
②説明文の読解(約650 語):小問数9
スポーツにおける薬物使用とその対応の変化についての説明文でした。例年に比べ語数も少なく内容も分かりやすい文でした。全体的に素直な設問が多く、特に問4の記述問題でその傾向が顕著でした。
③対話文の読解(約385 語):小問数10
灯台の歴史、形状についての対話文でした。対話文中の空所に当てはまる文を選ぶ問2は、空所、選択肢の数が例年より少なく、内容的にもまぎらわしいものが少なかったため確実に正解したいところです。本文の情報を利用して灯台の形を適切に表した図を選ぶ新傾向の問題もありましたが、十分に対応可能なレベルでした。
④説明文の読解(約590 語):小問数9
アフリカ系アメリカ人女性として初めて宇宙飛行士となったマエ・ジェミソンについての説明文でした。問2の英作文は、作るべき英文の構造が浮かびやすく、例年に比べ解きやすくなりました。問4の和訳は比喩的な内容を含む難問でしたが、全体的には即答できる問題の割合が高かったと思われます。
⑤自由英作文: 小問数1
宿題が必要かどうかについての意見を2、3の理由を含めて50 語程度の英語で書く問題でした。極めて身近な話題だったため、短時間で難なく仕上げることが可能だったと思われます。

数学

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①小問集合
[1]平方根の計算、[2]約数の個数と総和、[3]速さの文章題の3問でしたが、いずれも慶應女子高の受験生であれば類題を解いたことがあるでしょう。完答を目指したい大問でした。
②規則性と整数
一定の規則に従ってカードを箱に入れ、それらのカードに書かれた数の和に
ついて考察する穴埋め問題でした。一見すると問題文が長く複雑に見えますが、落ち着いて丁寧に取り組めばほぼすべての空欄を補充できる大問でした。
③円
円と角度、三平方の定理にまつわる基本事項をちりばめた問題でした。与えられた図がやや不正確であったため、自分で描き直して、条件を正確に把握することがポイントでした。これは慶應女子高の入試問題で頻繁にみられる特徴の一つであり、十分に対策をしてきた受験生なら冷静に対処できたものと思われます。
④二次関数
放物線に2本の平行な直線が交わっている、というオーソドックスな構図ではあるものの、条件設定がやや独特で、[2]で行き詰った受験生も少なくなかったと思われます。[2]さえ正解できれば[3]も簡単に正解できるため、うまくいけば大きく差をつけることができる大問でした。
⑤空間図形
正四角錐の切断に関する問題でした。シンプルな図形であるため、さまざまな解法が考えられますが、各小問のつながりを意識して解き進めれば、より平易な解き方に気づけたことでしょう。

国語

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①彭丹『いにしえの恋歌』
慶應女子高の国語は2011年から2019年まで3題構成が続いていましたが、2020年は現代文2題の構成となりました。しかし1題あたりの設問数が増加し、全体的なボリュームに大きな変化はありません。大問1は自然と心情のかかわりについて述べた文章からの出題です。和歌や漢詩からの引用が非常に多かったため、読みづらさのある文章だったと言えましょう。例年の傾向通り、設問の中心を占めたのは記述問題で、そのほとんどに字数制限がありません。傍線部前後の文脈をきちんと理解していれば対応可能なものも多かったので、設問意図をふまえながら解答をまとめていく必要がありました。また、知識問題も幅広い分野から出されていて、漢字、文学史、季節の風習、和歌の表現技法など、その内容は多岐にわたります。文学史上の重要人物5人を時代順に並べ替えるといった難度が高いものもあり、知識事項の定着度が試されました。
②池田清彦『進化論の最前線』
脳科学の観点から人間の言語習得について論じた文章です。難解な言葉づかいはなく、文章に読みづらさはありません。字数制限のない記述が3問ありますが、いずれも解答の根拠は文中にはっきり示されているので、それらを的確にまとめて着実に得点を重ねていくことが求められます。内容一致問題では6つの選択肢の中から適切なものを「すべて」選ぶ必要があったため難度は高めですが、落ち着いて文章と選択肢を対照させていけば対応可能でした。小問数も大問1と比べて少ないため、合格のためにはこの大問を手早く解き終える必要がありました。なお、例年同様、品詞分解の問題が出されています。

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