東京都立西高校 2021入学者選抜 自校作成問題 分析
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東京都立西高校 2021入学者選抜 自校作成問題 分析

英語

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①リスニング問題:小問数5
例年通り、問題Aと問題Bの2つに分かれていました。問題Aは設問ごとに対話とそれに関する質問を聞き、適切なものを選択肢から答える形式です。問題Bはある中学校へ着任した外国人の英語教師による生徒に向けた自己紹介で、その内容に関する選択問題と英文記述問題が出されました。
②対話文の読解(約1150語):小問数11
香りを表す英単語の違いやアロマセラピーについての対話文です。問3は本文の内容に合う英文を選択するものでした。本文中の離れた箇所にある情報を合わせて正誤を判断する選択肢が多く、内容の照合に時間がかかったと思われます。2020年に続いて、正しい英文の組み合わせを選ぶ形式でした。
③説明文の読解(約975語):小問数5
人間の体内時計はどのように働くのか、時間の経過の感じ方に差があるのはなぜかを述べた説明文です。時刻によって変化する体内時計の正確さと、体温とホルモン量を比較する実験が述べられ、問1はその結果を3つの折れ線グラフで示した正しい組み合わせを選ぶものでした。該当する箇所を丁寧に読み取り、グラフの表示と照らし合わせる必要がありました。
④説明文の読解(約1105語):小問数6
人間の空間把握能力と脳の動きについての説明文です。大問2から4の語数を合わせると3200語を超え、内容も難解なため、情報を整理する時間が足りなかった受検生が多いと思われます。問6では自由英作文が出題されました。科学技術の利点と欠点について、自分で具体例を出して40語以上50語以内で述べるものでした。

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数学

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①小問集合
平方根の計算、二次方程式、確率、円と角、作図の5問からなる小問集合でした。〔問4〕のみ毎年出題の単元が変わっていますが、入試問題としては頻出のテーマから選ばれています。2021年は取り組みやすい問題ですので、完答を目指したい大問でした。
②二次関数
〔問1〕は放物線と点の座標について、図形の性質をからめて考えさせる問題、〔問2〕は座標平面上の三角形の面積について考える問題でした。〔問1〕(2)は解き方の方針は立てやすかったものの、やや計算に手間がかかります。正確さやスピードにより、得点差がついたと思われます。〔問2〕は演習経験があるはずの問題なので、確実に正解したいところです。
③平面図形
平行四辺形の辺上に点をとり、これらを結んだ線分によってできる図形について考察する問題でした。〔問1〕の角度を求める問題、〔問2〕の証明問題は取り組みやすく、正解しておきたい問題です。〔問3〕はいくつかの解法が考えられますが、いずれの場合もそれほど解答を得るまでの時間に差はありません。こちらも正解したい問題でした。
④整数
ある自然数を2つの自然数の平方の差で表す方法について考える問題でした。〔問1〕は確実に正解したいところです。問題を読み進めていくと偶奇に着目することが分かります。難度が高めの〔問2〕、〔問3〕は落ち着いて取り組みたいところですが、完答できた受検生は少なかったと思われます。

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国語

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①漢字の読み取り
例年通り、読み取り4問が出されました。2020年に引き続き、やや難度の高い四字熟語を含みます。
②漢字の書き取り
例年通り、書き取り4問が出されました。中学生にはなじみの薄い二字熟語に加え、難度の高い四字熟語も問われています。
③谷津矢車『廉太郎ノオト』
音楽家として知られる瀧廉太郎の学生時代を題材にした文章でした。全6問中5問が記号選択ですが、まぎらわしい選択肢を含むため受検生には慎重な判断が求められました。問5の記述は2020年と同じく主人公の心情変化を説明するもので、制限字数も2020年と同じ60字以内という設定です。文章全体を見通す視点を持てたかどうかが読解のポイントでした。
④吉見俊哉『知的創造の条件』
情報社会の到来により体系化された知識が失われていくことの危険性について述べた文章でした。制限字数200字以内の条件作文では、自分の考えを端的に伝える力が問われました。記号選択では、判断に迷う選択肢が複数あったため、問いに対する答えとして適切かどうかを慎重に見極めながら取り組む必要がありました。
多田一臣『「万葉集」の言葉の世界』
『万葉集』にみられる古代人の時空意識について論じた文章でした。具体例こそ多いもののテーマの抽象性は高く、解答の根拠も傍線部から離れていたため、解答に時間のかかった受検生も多かったと思われます。まぎらわしい選択肢が含まれているので、点差のつきやすい大問だったと言えるでしょう。

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