千葉県公立高校 2021年 入学者選抜問題分析
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千葉県公立高校 2021年 入学者選抜問題分析

英語

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①リスニング問題:小問数3
対話を聞き、後に続く受け答えを選択する問題です。
②リスニング問題:小問数2
放送された内容に関する質問の答えとして正しい絵を選択する問題です。複数ある情報を正確に聞き分ける必要があります。
③リスニング問題:小問数2
アナウンスと対話の放送を聞き、それぞれの内容に関する質問の答えを選択する問題です。
④リスニング問題:小問数4
放送内容をまとめた英文の空所に単語を補充する問題です。基本的な単語のつづりを正確に書く力が求められています。
⑤語形変化、並べかえ英作文:小問数5
(1) では動詞の変化、(5) では5文型の知識が問われました。
⑥自由英作文:小問数1
絵を見て、吹き出しのセリフに続く内容を25 語程度で書く英作文です。例年は1枚の絵でしたが、2021 年から4枚になり、出来事の流れをふまえて、簡潔に説明する力が求められました。試験時間が50分から60 分に増えたため、見直す時間は十分にあったと思われます。
⑦短文の読解(約330語):小問数6
2つの短い説明文と、水族館のツアー広告に関する問題です。
⑧読解総合(約440語):小問数4
孫と祖母でやり取りしたメールと手紙の内容に関する問題です。空所に適語を補充する(4) では、本文の抽象的な表現を理解する必要がありました。
⑨対話文の読解(約215語):小問数4
先生と生徒の対話を読み、空所に補うセリフを選ぶ問題です。(4) は単語の意味を10 語程度の英語で説明する、例年にはない形式の問題でした。

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数学

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①計算小問
例年通りの計算問題6問でした。ミスなく正確に処理したい問題です。
②小問集合
(1) 資料の整理、(2) 不等式、(3) 円柱の表面積、(4) 確率、(5) 作図でした。(2) は千葉県公立校ではあまり見ない問題ですが、悩むことはなかったと思われます。確率、作図も例年より解きやすいため、この大問は完答を目指したいところです。
③二次関数
二次関数と平行四辺形の問題でした。(2) は、自分で図を描き直して状況を正確に把握することがポイントです。(3) も難しくはありませんが、複数解答であることや点Dのy 座標まで計算が必要であることなど、慎重に解答したい問題でした。
④円
円の内部にできる三角形の相似の証明と、その結果を活用し、辺の長さを求める問題でした。(1) の証明は例年より書くべきことが少なかったため、解きやすく感じた受検生は多かったことでしょう。(2) はさまざまな解法が想定できますが、(1) の結果を利用し、適切な補助線を引くことで容易に解くこともできます。図形の問題に取り組んできた経験で差がついたと思われます。
⑤整数・規則性
整数をある規則に従って並べる問題でした。(2) は説明を書く問題でしたが、(1) とともに基本的な内容なので素早く解きたいところです。(3) は整数の性質や規則性に注目し、「B列にある」という条件をうまく活用できたかどうかがポイントでした。

数学

国語

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①放送による聞き取りテスト
中学生と図書館の職員による会話と、それらに関連する問いが放送されました。2つの資料をふまえつつ、メモを取りながら解いていく必要があります。
②漢字の読み取り
標準的な難度の問題です。漢字は訓読みと音読みの両方を正確に把握しておく必要があります。
③漢字の書き取り
標準的な難度の問題です。例年同様、四字熟語が問われています。
④桑子敏雄『何のための「教養」か』
人間の「選択」という行為と「教養」を身につける意義について論じた2つの文章からの出題です。文中の比喩の内容を25 字以上40 字以内で具体的に説明する記述が出されました。
⑤柚木麻子『本屋さんのダイアナ』
書店で働く主人公とその旧友による、本を介した心の交流を描いた小説文からの出題です。文中の比喩から登場人物の心情を把握できたかどうかが得点の鍵となりました。
⑥『平治物語』
鎌倉初期の軍記物語からの出題です。随所に付された現代語訳や注釈を参考に内容を把握する必要があります。2020 年まで前期選抜・後期選抜を問わず出されていた、仮名遣いに関する問題は出されていません。一方、漢文の知識を問うものが出されました。
⑦作文
3つの資料から1つ選び、自分の意見を述べるという内容です。条件が複数ある点に注意して書く必要があります。

国語

理科

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①小問集合
物理、化学、生物、地学の各分野からの小問集合です。いずれも基礎的な知識の確認でした。全問正解が望まれます。
②地質(地学)
火成岩と地層の読み取りについての問題です。会話文や設問の指示が長くなっていますが、内容は基礎的なものでした。
③電流(物理)
電子線(陰極線)と磁界についての問題です。内容は平易なので、取りこぼしは避けたい大問です。
④植物(生物)
蒸散の実験の問題です。記述問題が出されましたが、ほかの設問も含めて典型的なものでした。
⑤物質の特徴(化学)
水溶液の濃度や溶解度についての問題です。説明文が長く、記述問題もありますが、いずれも内容は基礎的なものでした。
⑥天気(地学)
グラフや天気図から情報を読み取る問題です。必要となる知識は基礎レベルですが、天気図の読み取りの習熟度に応じて、得点差が生じたと思われます。
⑦化学変化(化学)
化学変化に関する典型問題です。全問正解が求められます。
⑧生態系(生物)
分解者を中心的なテーマとして扱った生態系の問題です。選択肢や図を丁寧に読み取り、取りこぼしを避けたい大問です。
⑨力、仕事(物理)
浮力、仕事、力の分解についての問題です。標準レベルの内容ですが、力の分解に関する正確な理解が求められました。得点に大きな差が生じたと考えられます。

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社会

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①総合問題
恒例の千葉県に関する文章は題材とされず、民主主義に関する文章をもとに各分野から出題されました。そのなかでも年代の並べ替えはほぼ同時期の選択肢があり、戦後政治史の正確な理解が求められました。
②日本地理
日本地理の総合問題でした。前期選抜と後期選抜が一本化されても都道府県庁所在地や地形図が出される傾向は変わっていません。いずれも取り組みやすい問題でした。
③世界地理
世界地理の総合問題でした。統計資料の読み取り問題では選択肢と資料を丁寧に照合する必要がありました。
④前近代史
あるテーマに関する会話文を題材にした問題でした。さまざまなテーマについて問われる、あまり見られないパターンでしたが、解答は容易だったと思われます。
⑤近・現代史
「日本と世界の指導者」を題材とした問題でした。20 世紀に起こった出来事を並べ替える問題では、年号を覚えておくと、より速く確実に解答することができました。
⑥経済
金融に関する問題でした。いずれも基本的な内容であり、多くが過去の入試問題でも見られるものでした。なお、2021 年は国際社会が出題範囲から外されたため、大問8のかわりに、小問が大問6、7で各1問増えています。
⑦政治
国民(住民)の政治参加に関する問題でした。直接請求権についての問題では、設問条件と文章をよく確認しながら慎重に計算する必要がありました。

社会


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