慶應義塾女子高校 2019年出題傾向リサーチ
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慶應義塾女子高校 2019年出題傾向リサーチ

英語

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①リスニング問題:小問数6
3つの英文が読まれ、それぞれの内容に関する質問に、適文選択と英文記述で解答する例年通りの形式でした。内容は理解しやすく、放送された英文の速度も標準的であったと思われます。
②説明文の読解(約765 語):小問数12
義足の男性が経験したさまざまな困難や挑戦についての説明文でした。問3は、代名詞や代動詞の内容を的確に捉える力と、細かい語句も漏らさず和訳する力が必要でした。問4は、下線部の理由についての説明を与えられた形式に沿って解答するもので、日本語の柔軟な表現力が求められました。
③対話文の読解(約480 語):小問数11
田舎暮らしの良さについての対話文でした。日常的な内容で展開もイメージしやすく、セリフを補う例年通りの問題は、前のセリフとのつながりで迷わず選択できる基本的なものでした。適語補充問題では、前後の語句を含めたまとまりを意識し解答できたかどうかがポイントでした。
④説明文の読解(約555 語):小問数7
時間の充実した使い方についての説明文でした。問2は、語句のまとまりと英文全体の構造を意識し、文脈に沿った組み立てができるかどうかがポイントでした。問3は、適語を選択するもので、注目すべきパラグラフに複数出てくる助動詞が何を表しているかをヒントに解答できるかどうかが試されました。問5は、長い1文の英訳であるとともに、ハイレベルな語彙知識が求められ、難問でした。
⑤自由英作文:小問数1
閲覧する頻度の高いウェブサイトの内容について、理由を含めて50 語程度の英語で書く問題でした。自身が興味のある事柄について表現できれば書きやすいテーマであったと思われます。

数学

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①小問集合
[1]平方根の計算、[2]円の出題で、慶應女子高の過去の入試問題で演習を積んできた受験生にとっては平易な設問でした。[1][2]ともにミスなく得点したい問題です。
②二次関数
二次関数と直線で囲まれた部分に正三角形を埋めていく問題でした。[1][2]は基本問題で、確実に正解したい問題です。[3]は正三角形の個数を正確に数え上げていくことが必要です。[4]は立体の形を正確に捉えることがポイントです。この問題を最後まで解ききれた受験生は少なかったと思われます。
③文章題
食塩水の文章題でした。2019 年の問題の中では比較的解きやすい設問で、食塩の量に注目すれば立式は難しくなく、しっかりと正解したい大問でした。
④平面図形
三角形を折り返す問題でした。図形的性質からひし形と見抜くことができれば、[2]以降もスムーズに解けたものと思われます。[3]は標準的な難度の作図でしたが、[4]はやや計算が煩雑になる問題でした。落ち着いて取り組めたかどうかで得点差がついたものと思われます。
⑤立体図形
立方体の辺上を2点が動く問題でした。[1]は点の動きを丁寧に確かめれば正解できました。[2]はある程度手を動かしながら条件を満たす点を探し出す必要があり、この設問で時間を取られた受験生もいたことでしょう。[3]は[2]ができていれば基本的な内容の問題で正解しておきたいところでした。

国語

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①いしいしんじ『この世のみんなが「子」になる祭』
「お盆」について述べた随筆文からの出題です。文章は短く、読みづらいものではありませんが、筆者独自の比喩表現が多数用いられています。字数制限のない記述4問では、そうした表現を自分の言葉で的確に換言していく必要がありました。漢字や記号選択は標準的な難度だったものの、全体としては「読みやすく、解きづらい」設問構成であるため、得点に差のつきやすい大問だったと思われます。
②『宇治拾遺物語』
鎌倉時代の説話集からの出題で、天皇とその部下である貴族とのやりとりを描いた文章です。2018年は古文単体の出題がなかったため、2017年までの形式に戻ったことになります。空欄補充は前後の文脈を正確に把握しなければ解けない難問です。一方、語句の知識についての設問は標準的な難度でした。また記述2問についても、片方は傍線部の文法的な解釈で、もう片方は文章の大意をとらえることで対応することが可能です。合格のためにはこれらの設問で確実に得点したいところでした。
③川合康三『漢詩のレッスン』
漢詩を解説した文章からの出題です。慶應女子高の国語で「漢詩」というテーマは珍しく、驚いた受験生もいたと思われますが、個々の問題は標準的な難度のものが中心でした。字数制限のない記述が5問ありましたが、うち4問は文中に根拠がはっきりと示されています。また、漢詩についての知識も問われましたが、難問はありません。総じて、題材の意外性に惑わされず、冷静に解答していくことが必要でした。なお、例年通り、品詞分解の問題が出されています。

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