神奈川県公立高校 2020入学者選抜問題分析
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神奈川県公立高校 2020入学者選抜問題分析

英語

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①リスニング問題:小問数7
例年通りの3部構成で、(ア)と(イ)は選択問題、(ウ)は英単語の記述を含む問題です。(イ)の質問は問題用紙に書かれているので、どの部分に重点を置いて聞くべきかの判断は容易です。
②語彙:小問数3
対話文形式での出題です。ミスをしやすい単語も出題されていますので、注意したいところです。
③適語句選択:小問数4
この大問で頻出である、動詞の用法を中心とした問題です。基本的なレベルの出題でした。
④並べかえ英作文:小問数4
例年通り、対話文中での出題です。後置修飾や比較構文など、頻出事項が問われています。
⑤条件英作文:小問数1
時系列に3つの絵とそれを説明した英文が与えられ、途中にある空所に適切な英語を書く問題です。あとに与えられた条件に注意する必要があります。
⑥説明文の読解(約670語):小問数3
環境問題についての説明文です。表の読み取りを含むのが特徴で、設問は内容把握が中心です。段落の内容をまとめながら読むことで正答率を高められます。
⑦短文の読解:小問数2
図表や対話文の内容についての質問に対する答えを選ぶ問題です。いかに時間をかけず、選択肢を吟味して正答を選べるかがポイントです。
⑧対話文の読解(約925語):小問数3
「都市設計」というテーマを通して3人の生徒が議論の作法を学ぶという内容の対話文です。適文選択や下線部の内容把握問題は、読解の訓練を積んだ受検生であれば確実に正解できると思われます。

数学

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①計算問題
正負の数、文字式、平方根の基本的な計算問題でした。2019年と同様、解答を4つの選択肢から選ぶ形式でした。
②小問集合
連立方程式、二次方程式、二次関数の変化の割合、比の活用、整数、円と角度の6問でした。こちらも選択式です。いずれも基本的なレベルなので、手早く処理したいところです。
③小問集合
(ア)円と相似、(イ)資料の整理、(ウ)平面図形、(エ)反比例の文章題でした。例年とは異なり、この大問に証明問題が登場しました。難度は高くありませんが、問題文が長いものが多いため、処理に時間のかかる大問でした。
④二次関数

例年通り、放物線と直線を組み合わせた問題でした。(ア)、(イ)は基本問題です。(ウ)は面積比の求め方を理解したうえで、必要な点の座標や線分比を丁寧に求めていくことが重要でした。
⑤確率
立方体の頂点を、袋に入っているカードを使って選び出す確率の問題でした。例年同様、ルールを正確に把握し、慎重に数えあげる力が求められました。
⑥空間図形
与えられた展開図を組み立ててできる立体に関する問題でした。(ア)は確実に正解したいところです。(イ)は平面と線分の位置関係について正確な把握が求められました。(ウ)は与えられたものとは別の展開図を自分で描いたうえで、適切な場所に補助線を引けたかどうかで差がついたことでしょう。

国語

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①漢字・文法・短歌の鑑賞
従来の傾向通り、漢字8問、文法1問、韻文(短歌)の鑑賞1問からなる計10問の構成でした。文法問題では助詞の用法を正確に識別する力が試されています。韻文の鑑賞では選択肢を注意深く読むことが必要でした。
②『伊曾保物語』
盗人と僧の会話を中心に展開していく文章で、例年通り部分的に現代語訳が与えられていたこともあり、読みやすさのある大問だったと言えます。設問数もほかの大問に比べて少なかったため、素早く処理したいところでした。
③野中ともそ『洗濯屋三十次郎』
クリーニング店を継いだ主人公とそこで働く職人とのやりとりを描いた小説文でした。設問はすべて記号選択で、一部まぎらわしい選択肢を含みます。選択肢を的確に絞り込むためには、物語の背景と登場人物の心情を丁寧に読み取っていく必要がありました。
④中屋敷均『科学と非科学』
科学的知見をテーマとする論説文からの出題です。記号選択は傍線部前後の内容をよく確認したうえで、各選択肢を丁寧に検討していく必要がありました。抜き出しは探すべき範囲が限定されていたため、素早い処理が求められます。
⑤グラフ・図表と対話文の読み取り
水の使用量に関する3つの資料と対話文を読んで、2つの問いに答えるという内容です。2019年に比べてグラフや表は読み取りやすいものだったため、落ち着いて取り組むことが大切でした。記述は設問条件に注意しながら、対話文の内容に沿ってまとめていく必要があります。

理科

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①小問集合(物理)
(ア)エネルギー、(イ)電流、(ウ)ばねに関する問題でした。(ウ)は問1で頻出する「情報の整理」が必要な設問でした。
②小問集合(化学)
(ア)気体、(イ)状態変化、(ウ)化学変化の問題でした。(イ)は、表の内容から考察する設問でした。
③小問集合(生物)
(ア)遺伝、(イ)動物、(ウ)植物に関する問題で、問題文や表を注意深く読んで解答する必要がありました。
④小問集合(地学)
(ア)前線、(イ)雲は基礎問題、(ウ)地質はその場で考える形式で桁数が多い計算問題でした。
⑤音(物理)
音に関する基本的な知識の問題と、実験結果から考察する問題でした。与えられた実験結果を注意深く読み取り、分析する力が問われました。
⑥電気分解(化学)
(ア)~(ウ)は電気分解に関する典型問題、(エ)は実験結果から考察する問題でした。(ウ)は全体を通して唯一の文章記述問題でしたが、10字以内と字数が少ないものでした。
⑦人体(生物)
人体の反応時間を測定する実験について、理解の深さを測る問題でした。なじみのない問われ方なので、実験を深く考察する必要がありました。
⑧天体(地学)
天体に関する問題です。一部やや細かな知識が問われましたが、そのほかは解きやすい内容でした。

社会

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①世界地理
北極を中心とする正距方位図法に関する問題でした。統計についての文章の正誤を判断する問題は慎重な対応が必要でしたが、基本問題が多く出されました。
②日本地理
日本のある都市に関する調べ学習のレポートに関する問題でした。同じ地域の案内図と地形図を照合する問題は新傾向のもので、とまどった受検生もいたと思われます。
③歴史(古代~近世)
日本のある都道府県に関する年表を用いた問題でした。年代を判別する問題は基本的なものがほとんどでした。
④歴史(近現代)
近現代における日本と海外の関わりを示した年表に関する問題でした。年代を並べ替える問題は流れが把握できていれば対応可能なものでした。
⑤経済
まんべんなくさまざまな単元からの出題でしたが、基本的なものがほとんどでした。問題文中に書かれている語句を使用しないように解答するといった注意が必要でした。
⑥政治
政治に関する総合問題でした。日本の国際貢献に関する正誤を判断するものは、冷静に文意をとらえる必要がありました。
⑦総合
2020年より資料を多用する大問が1つ増えました。国際連合に関する問題は、長めの文を読み取ったうえで選択肢を吟味する形式のものでした。


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