【早稲田大学高等学院 合格者インタビュー】苦手科目の学習法を見直して基礎力を向上。前向きな努力でスランプを乗り越える
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【早稲田大学高等学院 合格者インタビュー】苦手科目の学習法を見直して基礎力を向上。前向きな努力でスランプを乗り越える

高校受験 SAPIX中学部

「合格者インタビュー」では、難関校に合格したSAPIX中学部卒業生が何をどう学び、どのような道のりを経て合格へたどり着いたのかを語ります。聞き手は卒業生を身近で見守ってきたSAPIX中学部の講師。今回のインタビューに登場いただいたのは、SAPIX中学部練馬校から早稲田大学高等学院に合格したOさんです(聞き手:SAPIX中学部練馬校 室長 木村)。

※Zoomを使用して2022年2月28日に取材を行いました。
※この記事は2022年3月27日に刊行されたSAPIX中学部の受験情報誌『スクエア』212号に掲載された記事のnote版です。

苦手な数学はまず基礎固めから。多くの問題をこなして力を伸ばす

木村:早稲田大学高等学院合格、おめでとうございます。OさんがSAPIXに入室したのは、中2の夏期講習の時でしたね。
Oさん:はい。父に勧められたことをきっかけに通い始めました。父が学生の頃からSAPIXの評判が良かったことと、叔父もSAPIXに通い、成績を伸ばしたことを聞いて、入室を決めました。
木村:入室時の印象はいかがでしたか。
Oさん:とにかく、みんな真面目に勉強しているという印象が強かったです。先生方の指導はとても丁寧に感じました。僕は小学校高学年から中2の6月までベトナムに住み、イギリス系のインターナショナルスクールに通っていたので、英語には慣れ親しんでいました。しかし、文法や表現の仕方などは習っていなかったので、それまでは感覚で問題を解いていました。これらを先生がきめ細かく教えてくださったことを覚えています。
木村:入試のためには、文法や知識などを身に付ける必要がありましたからね。Oさんは元々にこやかで前向きなタイプ。萎縮したり、諦めたりせず、アドバイスを素直に聞き入れてくれたので、知識をどんどん吸収し、少しずつこつをつかんでいきました。初めのころは国語と数学が苦手でしたが、特に数学は得意科目に変わるほど成績を伸ばしましたね。どのように克服したのですか。
Oさん:数学は徹底的に基礎力を定着させようと考えました。毎回、授業の最後に基本事項確認テストがあったのですが、それを完璧に埋められるようにしました。数学は問題を解くほど力が伸びると考え、数多くの問題をこなすことに徹しました。解説を完全に理解するまで次の問題には取り組まなかったので、一つの問題に多くの時間がかかることもあり、家庭学習では主に数学に時間を割いていました。その結果、今では数学が好きな科目になり、難しい問題に挑戦するのも楽しく感じています。
木村:国語はいかがですか。
Oさん:確実に点数を取るためにまず始めたのは、漢字などの基礎知識を覚えることでした。最も苦手だった読解問題は、いきなり難しい文章を読んでも頭に入ってこないので、最初は文章が簡単な問題を解くようにしました。『MAIN SAPIX』の読解問題は、最初は☆の数が少ない問題から解き、徐々にレベルを上げて、解き方に慣れていくようにしました。また、文章の内容を要約し、先生に添削してもらったことも読解力を身に付けることに役立ちました。自分なりに効率良くテキストを使えたと思います。 

モチベーションが上がらない時は得意な問題で自信を付ける

木村:Oさんは入室当初はそこまで熱心に勉強していなかったと思います。中3の9月までは基礎クラスでしたね。
Oさん:中3の7月のサピックスオープンは、それまであまり勉強していなかったため散々な成績で、特に国語と数学は壊滅的でした。当時の担任の先生に喝を入れられたことでようやく目が覚め、その直後から本格的にギアを入れて勉強するようになりました。
木村:確かにこの時期は、出した課題をすさまじい速さで終えていき、成績が急速に向上しましたね。質問の仕方についても、単に「この問題が分かりません」ではなく、「このように解いたけれど、できませんでした」「解説を読みましたが、ここの意味が分かりません」といったように、具体的なものに変わっていったので、成長がうかがえました。
Oさん:そのかいがあってか、中3の10月に応用クラスに移ることができましたが、クラスのみんなが優秀な人ばかりで驚きました。得意だった英語もついていけるか心配になったくらいです。そこで刺激を受けたからこそ、さらなる努力につながったのかもしれません。
木村:受験勉強で最も苦しかったのはいつでしたか。
Oさん:中3の11月ごろです。9月ごろから数学の成績が上がり、自信も付いていたのですが、『MAIN SAPIX』の内容がどんどん難しくなり、解けない問題ばかりで、くじけそうになったからです。
木村:そのつらい時期はどのように乗り越えましたか。
Oさん:いったん別の問題に目を向けることにしました。代わりに解いていたのは、『ASSIST』や過去問などです。多彩な問題に触れることで気分転換したり、得意な問題を解いて自信を付けたりするためでした。
木村:中3の後期は、テキストの難度が上がります。Oさんは実力をめきめきと付けていましたから、「難しい問題に挑む時期が来た」ということでしょう。問題を解き、分からないところを質問するという当たり前だけど大切なことを繰り返していたから乗り越えられたのだと思います。Oさんには意志の強さがあり、やる気が旺盛だったので、保護者面談の時には、お父さまに「今は苦しんでいるけれど、この時期をやり切れば、合格が見えるはずです」と伝えていました。 

併願校の合格を原動力に本命校で実力を発揮

木村:早大学院を志望した理由を教えてください。
Oさん:早くから早慶高などの大学附属校を目指そうと思っていました。好きなスポーツの部活に打ち込みながら大学に進学できるのが魅力だからです。早大本庄学院も志望順位は同じくらいでした。どちらも合格したので進学先は迷いましたが、家から近いので早大学院に決めました。共学校より男子校の方が、好きなことに打ち込める環境だと感じたのも理由の一つです。
木村:早大学院の入試当日は緊張しましたか。
Oさん:市川高や慶應義塾高、中大杉並高、早大本庄学院をはじめ、すでに7校受験していたので、すっかり入試に慣れ、当日は落ち着いて臨めました。
木村:その日までに結果が出ている全ての学校から合格を得ていたことも、原動力になったのかもしれませんね。他の学校の入試で、緊張を和らげるためにしたことはありますか。
Oさん:入試前日に、得意な科目の過去問を解くようにしました。やる気を向上させたり、自信を高めたりするためです。
木村:早大学院の入試で気を付けることがあれば教えてください。
Oさん:入試は9時30分から始まり、16時すぎに終了するので、他の学校に比べて長丁場になります。体力や集中力が途切れないよう、栄養ドリンクや甘いお菓子などでエネルギーを補給するのがお勧めです。
木村:入試当日にやっておいて良かったことはありますか。
Oさん:会場に数学の基本事項確認テストを持っていき、休み時間に解いて気晴らしをしたことです。また、柔軟に対応できるような防寒対策をすることです。僕は使い捨てカイロを持っていきましたが、ある学校の入試では手がかじかむほど寒かったので、とても役立ちました。一方、早稲田大学で行われた早大学院の入試の時には、暖房がしっかり効いていたので、脱ぎ着しやすい服を選んで良かったと感じました。
木村:早大学院に入学したら、どんなことをしたいですか。
Oさん:まずは早稲田大学の大隈講堂で行われる入学式が楽しみです。レベルの高い人たちと出会い、刺激を受けられる環境に期待しています。また、バスケットボール部に入って、思い切り打ち込みたいです。中学では、コロナ禍で試合ができず、練習もほとんど参加できなくて、物足りなかったからです。学習面では数学を究めたいです。SAPIXの数学の先生に「高校数学はこれまでより、自分の想像力を働かせて解く問題が多くなる」と聞いて、すでにわくわくしています。
木村:最後に、受験生活を支えてくれたご家族にメッセージをお願いします。
Oさん:父が出願書類の作成など事務的なことを担当し、母はおいしいご飯を作ってくれるなど、生活面で気遣ってくれました。初めは、両親は早慶高に合格するのは無理だと思っていたらしいのですが、僕の意見を否定しないで、入試に至るまでずっと応援してくれました。支えてくれて、とても感謝しています。

Oさんから後輩の受験生へ
高校入試では、学習量に比例して成果が表れるので、日頃からこつこつと積み上げて勉強してください。僕が本気でやる気を出したのは中3の夏でしたが、膨大な問題に一気に取り組むことになったので、かなり苦しみました。早めに受験勉強を始め、成績を安定させることが大事です。また、成績が上がらないときも最後まで諦めず、心身ともに理想的な状態で受験に臨めるように頑張ってください。

Oさんから木村へ
受験前、新型コロナウイルス感染予防のためにずっと家にいて、不安が増していた僕からの電話相談をいつも淡々と受けてくださって、とても安心することができました。最後のオンライン授業の後に木村先生から掛けていただいた励ましの言葉で力が出ました。本当にありがとうございました!

木村からOさんへ
Oさんはいつも明るく、真面目に学習に取り組んでいました。「圧倒的な量をこなす」という学習姿勢があり、自ら良い流れをつくって多数の難関校合格を勝ち取ったのだと思います。この調子で、明るい未来を切り開いていってください!

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