神奈川県公立高等学校 2022年出題傾向リサーチ
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神奈川県公立高等学校 2022年出題傾向リサーチ

高校受験 SAPIX中学部

英語

①リスニング問題:小問数7

例年通りの3部構成で、試験開始後すぐ問題に目を通し内容を予想する必要があります。単語を書く問題はなくなり、全問選択形式になりました。

②語彙:小問数3

対話文の空所に適切な単語を入れる問題です。2021年までは単語を書いて解答する形式でしたが、大問1と同様に選択形式になりました。

③適語句選択:小問数4

英文の空所に適切な語句を選んで補う問題です。文の構造に着目し、動詞の正しい形を選択する問題が中心でした。

④並べかえ英作文:小問数4

対話文に合わせて、不要な1語を使わずに与えられた語を並べかえる問題です。2021年から新しく学習指導要領に加わった仮定法の出題がありました。

⑤条件英作文:小問数1

時系列に並んだA~Cの絵を説明する英文中の空所に、適した内容を6語以上の英語で書く問題です。条件に注意して書けたかどうかで差がついたと思われます。

⑥説明文の読解(約750語):小問数3

商店街の美化活動に関する生徒の発表についての問題です。発表内容に合うものを選ぶ(ウ)は、因果関係や強調語などに注意する必要がありました。

⑦短文の読解(約610語):小問数2

小問それぞれに短い対話と図表が与えられ、質問への解答を選ぶ形式です。質問内容を先に確認し、必要な情報を抜き出すという順序で進めながら、細部の見落としにも注意する必要がありました。

⑧対話文の読解(約750語):小問数3

生徒たちによるボランティア活動に関する対話文です。対話の内容に合うグラフを選ぶ問題では、数値を追うだけではなく、数値に関する記述を正確に読み取らないと正解できない問題でした。

数学

①計算問題

例年通り選択式で、正負の数、文字式、平方根の基本的な計算問題でした。時間をかけず正解にたどり着きたい問題です。

②小問集合

こちらも選択式で、連立方程式、二次方程式、二次関数の変域、文章題、式の値の5問でした。いずれも基本問題なので、計算ミスに注意して点数を重ねたいところです。

③小問集合

(ア)三角形の合同と角度、(イ)資料の整理、(ウ)(エ)円でした。(イ)は条件が多く時間がかかってしまった受検生も多かったと思われます。(エ)も、注目すべき図形がわかりにくいため、(ア)と(ウ)で正解できたかどうかが鍵でした。

④二次関数

例年通り、放物線と直線を組み合わせた問題でした。(ア)、(イ)は基本的な問題です。(ウ)は線分比を活用できれば、時間をかけることなく解けたと思われます。

⑤確率

さいころの出た目に従って線分上に点をとり、正方形を作る確率の問題でした。(ア)は基本的な問題です。(イ)は与えられた条件から正しく立式し、簡単な式に変形できたかどうかがポイントですが、正答率はあまり高くなかったと思われます。

⑥空間図形

立体の表面上を通る線分の最短距離に関する問題でした。(ア)、(イ)は基本的な求積の問題です。(ウ)は必要な展開図を描くことができたとしても、その後の処理に戸惑ってしまった受検生もいたと思われます。

国語

①漢字・短歌の鑑賞

漢字の読み取り問題は記号選択に変わりました。また、短歌では情景描写と表現の特徴の理解がともに求められています。いずれも標準的な難度のため、失点は避けたいところです。

②青谷真未の文章

放送部に所属している主人公がラジオドラマを制作していく様子を描いた小説文でした。登場人物の多さは例年と変わりませんが、文章全体を通して主人公の視点で書かれているため、読みにくさはありません。傍線部の前後を正確に読み取り、登場人物の心情を把握する必要がありました。

③小浜逸郎の文章

言葉の本質について論じた文章からの出題です。やや抽象度の高い内容であったため、文章の理解に時間がかかる大問でした。例年出されていた抜き出しがなくなり、知識分野から文法や四字熟語の問題が出されましたが、いずれも基本的なものだったため確実に得点につなげたいところです。

④『十訓抄』

鎌倉時代成立の説話集からの出題で、主人公である僧正の人柄にまつわるエピソードが述べられています。まぎらわしい記号選択もありましたが、基本的な古文単語や敬語表現の知識をもとに選択肢を絞り込むことは難しくないため、素早く処理することは可能でした。

⑤グラフ・資料と対話文の読み取り

サステナブルファッションをテーマに、グラフ・資料・対話文から情報を読み取って設問に答えるという内容です。2021年は表に書かれた数字を読み取る必要がありましたが、2022年は資料となる文章からの読み取りに変わったため、選択肢の正誤判断はしやすかったものと思われます。

理科

①小問集合(物理)

(ア)音、(イ)エネルギー、(ウ)電気回路に関する問題でした。(ウ)はグラフから各抵抗の大きさを推定する思考力が必要でした。

②小問集合(化学)

(ア)状態変化、(イ)化学変化、(ウ)化学反応式に関する問題でした。与えられた情報をもとに、丁寧に解き進めることが大切でした。

③小問集合(生物)

(ア)細胞、(イ)植物、(ウ)食物連鎖に関する問題でした。(イ)は光合成の対照実験についての問題で、(ウ)はグラフを正確に読み解き、選択肢の正誤を慎重に判断する必要がありました。

④小問集合(地学)

(ア)湿度、(イ)天気、(ウ)地質に関する問題でした。(ア)は乾湿計を用いた湿度の測定について、やや細かなしくみの理解が必要でした。

⑤光(物理)

凸レンズによる像についての典型的な問題でした。レンズと物体の距離によって実像や虚像ができるしくみを、十分に理解しているかどうかが問われました。

⑥イオン(化学)

イオン化傾向とダニエル電池に関する問題でした。実験結果から、電池での化学反応や電圧の大きさについて問う、誘導的な出題でした。類題を演習したことがあると、解き進めやすかったと思われます。

⑦人体(生物)

やや見慣れない題材をもとにした、消化酵素に関する問題でした。仮説を確かめるために必要な実験や結果を問うものがあり、思考力が必要でした。

⑧天体(地学)

北極星や北斗七星の見え方に関する問題でした。星の並び方が変わらない理由や北極星の高度について、やや細かな知識を問うものがあり、高得点を目指すには十分なしくみの理解が必要でした。

社会

①世界地理

世界地図を用いた総合問題でした。都市の気候を見極める問題で慎重な対応が求められるものがありましたが、出題の多くは基本的な知識が問われるものでした。

②日本地理

ある県の産業に関する資料、地形図を用いた出題でした。統計問題は計算に時間がかかるものでしたが、全体の時間配分を考慮して落ち着いて処理すれば正解にたどり着けるものでした。

③日本史

宗教の歴史についてのレポートを用いた出題でした。基本的な問題が多く、高得点を目指したい大問でした。

④日本史

近現代の歴史についてのレポートに関する出題でした。年代の把握ができているかどうかが問われる出題が複数ありました。

⑤経済

ある食物に関して作成されたレポートを用いた出題でした。レポートの文章を慎重に読み取る姿勢が求められました。

⑥政治

公民の総合問題でした。新しい人権に関する資料問題は、複数の資料から必要な情報を的確に選び取る力が求められました。

⑦総合

近年問題となっている海上輸送をテーマとした出題でした。資料を読み取る問題以外は、標準的な知識が問われるものでした。

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