
都立日比谷高校 進学 保護者からのメッセージ💬 「思春期のつまずきをバネに」|2022受験体験記
W.Iさん(都立日比谷高校 進学)保護者さまより
「塾に行きたい」と本人が言い出したのは、中1の秋。補習塾ではなく、入塾試験のある厳しいところならと許可し、SAPIXに通わせることになりました。当初は学校の授業とのレベル、スピードの差に圧倒されていたようですが、成績は目に見えて向上。半年ほどで応用クラスに入れていただけるまでになりました。
ところが、そこから大きな落とし穴にはまってしまいました。SAPIXの授業もオンラインが続く中、タブレット端末を親がきちんと管理せず、そのまま渡してしまったことが大きな失敗でした。深夜までSNSやゲームなどにのめりこみ、学校の人間関係でのトラブルにまで波及。成績ももちろん急降下。気付いた時には本人は精神的にも追い詰められ、一時はSAPIXもやめさせることまで考えました。
大きな挫折を機に、志望先について親子で真剣に考えるようになりました。何よりも重視したのは、これまでの環境を大きく変えること。そこで場所を問わず、全国の名門進学校を目指そうという目標を立てました。吹っ切れたのか、そこから本気で勉強に取り組む姿が見られるようになりました。ただ、コロナ禍で延期されていた部活動の都大会が夏休み後半まで続き、試合直後にそのままSAPIXに向かうということもありました。心配しましたが、この時期、授業では居眠りもせず、課題・復習もきちんとこなし、集中して取り組むようになったとSAPIXの先生から言っていただけるようになりました。部活動で身に付けた自信、体力、精神力が勉強にも生きたようです。
都立日比谷高を第一志望としていましたが、高いレベルで取り組むことがその後の力にもなると担任の先生が強く勧めてくださり、SS特訓の開成高・筑駒高クラスで学んだことも、本人の大きな成長につながりました。そして1月半ばから始まった受験本番。ラ・サール高はじめ、地方の私立高は全勝するも、都立日比谷高の推薦入試に落ち、開成高と筑駒高はなんとどちらも「補欠」という曖昧な状態のまま、都立日比谷高の一般入試を迎えました。それでも高いレベルでやってきたことで本人は自信を持って臨めたようです。都立日比谷高合格の後、筑駒高からも追加合格の知らせをいただけたのは、これまでの成果を示すものであるのと同時に、まだ自分に足りないことがあるということを本人に教えてくれたのだと思います。
思春期の難しい時期の大波の中で漂流しかけていた息子にとって、SAPIXは心の拠り所のような存在でした。本当にありがとうございました。
W.Iさんより保護者さまへのメッセージ
「おかげさまで第一志望校に合格することができました。今までありがとうございました。これからもよろしくお願いします。」
※本文中の偏差値について
「受験体験記」本文中の偏差値は、SAPIXの公開模試の判定値を基準としています
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