千葉県公立高校 2018年 入学者選抜問題分析
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千葉県公立高校 2018年 入学者選抜問題分析

【前期】

英語

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①リスニング問題:小問数3
対話を聞き、それに続く受け答えを選ぶ問題です。
②リスニング問題:小問数2
対話を聞き、内容に関する質問の答えを選ぶ問題です。情報を正確に聞き取る必要があります。
③リスニング問題:小問数2
放送された内容に関する質問の答えを選ぶ問題です。時刻や人物などでまぎわらしい選択肢があるので注意が必要です。
④リスニング問題:小問数4
放送された内容に関連した単語のスペリングが問われます。基本的な語彙が身についていれば正解できます。
⑤語形変化、並べかえ英作文:小問数5
英文法の最も基本的な知識が問われました。(5)では、関係代名詞の省略を用いた、語順を間違えやすい英文が出題されました。
⑥自由英作文:小問数1
絵を見て、友人の質問に答える内容を20語程度で完成させる英作文です。正しい英文で簡潔に表現する力が必要です。
⑦短文の読解(約390語):小問数6
2つの短い文章を読み、それらの内容を解読する問題と、ポスターの内容を読み取る問題です。情報を素早く整理する力が必要です。⑧説明文の読解(約400語):小問数4
増え続ける外国人観光客にどう対応するべきか、というテーマの文章です。本文の内容とグラフを一致させる問題があり、正確な読解力が必要です。
⑨対話文の読解(約160語):小問数4
英語の学習法に関する友人同士の対話を読み、空所に補うセリフを選択肢から選ぶ問題です。解答の根拠となる箇所を特定できるかが鍵となります。

数学

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①計算小問
例年通りの基本計算6問でした。ミスなく素早く解答したいところです。
②小問集合
(1)反比例の比例定数、(2)資料の整理、(3)投影図、(4)確率、(5)作図の出題でした。出題分野は例年通りですが、確率と作図の問題は、最近の千葉県公立校の前期入試のものと比べて、解きやすく感じた受検生が多かったと思われます。上位校を狙う場合、ミスは許されない大問でした。
③二次関数
二次関数と図形の融合問題でした。(2)は問題文を読み、図の中に線を書き加えていくことが求められるなど、最近の千葉県公立校の傾向通りの内容となっています。(2)②は関数の問題ですが、図形の面積比の問題としてとらえることができれば正解できたと思われます。
④平面図形
平面図形の証明問題と、長さを求める問題でした。証明は、例年より誘導が丁寧なため、書きやすく感じた受験生が多かったと思われます。(2)は、直角三角形の外心の知識がない受検生は、問われ方に戸惑ったかもしれません。
⑤規則性
紙を並べる規則性の問題でした。(2)までは丁寧に数えることで、(3)は整数の総和の知識で対応できるため、ここまではしっかり得点したいところです。(4)は「白紙と青紙のどちらの枚数が求めやすいか」の検証がポイントでした。

国語

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①放送による聞き取りテスト
中学生が作った詩とそれについての会話、およびそれらに関する問いが放送されました。メモを取りながら解いていくことがポイントです。
②漢字の読み取り
標準的な難度の問題でしたが、日常生活ではなじみの薄い言葉も含まれていました。
③漢字の書き取り
標準的な難度の問題でした。例年同様四字熟語が問われていることには注意が必要です。
④国語に関する知識・表現
インタビューの様子を描いた文章を読んで設問に答えるという形式でした。敬語、文法、ことわざの知識が問われました。
⑤神津十月『あなたの弱さは幸せの力になる』
語彙の減少と、そこから生じる問題について述べた文章が出題されました。短時間で筆者の主張を読み取りながら、的確に答えていく必要がありました。
⑥冲方丁『光圀伝』
水戸光圀の幼少期を描いた小説文が出題されました。心情変化の理由をおさえつつ読むことが求められました。前書きを把握しておくことが文章の理解につながりました。
⑦『孔雀樓筆記』
芸術や学問に対する心構えについて述べた古文が出題されました。文章の主旨を正しく把握することが求められました。
⑧作文
2つの資料を見比べ、そこから考えたことについて述べる問題でした。資料から受ける印象の違いを短時間で文章にまとめることが求められました。

理科

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①小問集合(物理、化学、生物、地学)
各分野の小問集合で、基本的な知識を確認する内容でした。
②光(物理)
光の進み方に関する典型問題です。取りこぼしは避けたい大問です。
③細胞(生物)
生物の分類や、細胞とそのはたらきについての問題です。(1)(2)は基礎知識ではあるものの、あまり見慣れない問題でした。
④火山(地学)
火山についての基礎知識を確かめる問題でした。(4)のみ、やや間違えやすい内容でした。
⑤溶解度(化学)
溶解度と実験操作がテーマでした。問題文がやや長く、注意深く解き進める必要がありました。
⑥生態系(生物)
生態系に関する基礎知識の問題と記述問題でした。記述問題では、必要となる要素を盛り込み、指定された字数や前後の文章のつながりを考慮する表現力が求められました。
⑦力(物理)
斜面上ではたらく力とばねについての問題でした。(3)(b)は、やや思考力を要する問題でした。
⑧化学変化(化学)
電池を題材にした化学変化の問題でした。(2)でやや細かな知識が問われましたが類推することが可能で、全体としては平易な内容でした。
⑨天気(地学)
天気図や湿度についての問題でした。(1)で見慣れない知識問題が出されましたが、ほかは典型的な問題でした。

社会

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①総合問題
例年通り、千葉県に関する文章を題材とした地理・歴史・公民の基本問題が出されました。
②日本地理
地形図の読み取りでは特に面積を求める問題で解法を工夫する必要があり、単に計算で求めようとした受検生は苦労したようです。
③世界地理
第一次世界大戦開戦時のアフリカにおける独立国を答える問題では世界の主な国々に関する正確な理解が求められました。
④前近代史
江戸時代の教育に関する記述問題は前後が正確につながるように書かなければならず、一見簡単そうに見えてまとめるのが困難なものでした。
⑤近・現代史
絵画の作者を答える問題は絵に見覚えがなくとも、その時代から正答を導くことが可能でした。恒例の年代並べ替え問題では東京オリンピック周辺の現代史が問われました。
⑥経済
財政・社会保障に関する定番とも言える問題でした。資料の読みりでは数字の増減をしっかり見極める必要がありました。
⑦政治
憲法改正手続きや選挙のしくみなど最近の社会情勢に関連する問題でした。また、衆議院の優越に関する記述は千葉県公立校でよく出題される憲法条文に基づくものでした。
⑧国際社会
貿易に関する基本問題でした。経済連携協定をTPPと混同している受検生が多かったようです。

【後期】

英語

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①リスニング問題:小問数5
対話やスピーチを聞き、内容に関する質問の答えをそれぞれ選ぶ問題です。選択肢はイラストによるものが2問、英文によるものが3問でした。
②リスニング問題:小問数2
オーストラリアの都市名の綴りや、4桁の数字を聞き取るなど、例年にないタイプの問題でした。音声に対する柔軟な対応力が必要でした。
③並べかえ英作文:小問数3
与えられた語を並べかえて対話文を完成させる問題でした。関係代名詞、間接疑問文といった語順を間違えやすい英文が出題されました。
④条件英作文:小問数1
例年通り、ある主張に対して、肯定否定どちらかの立場を選択し、自分の意見を15語程度の英文でまとめる問題でした。短い時間で意見をまとめ、ミスのない英文で表現する力が必要です。
⑤短文集合(約295語):小問数4
(1)は列車の時刻表を正しく読み取ったうえで、設問に答える問題で、(2)は英文を読み、その内容を正しく表しているイラストを選ぶ問題でした。英文を速く、正確に読み取る必要があります。
⑥読解総合(約400語):小問数7
抜けた乳歯の扱いが、国や文化によって異なることを友人同士で話しているという設定の英文でした。本文の内容を正しく掴めれば、すべての設問に対応できます。
⑦対話文の読解(約200語):小問数4
2人の対話の中にある空所に入る発言を選ぶ問題です。空所の前後の内容を理解できれば正解できるので、ミスは避けたい問題です。

数学

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①計算小問
例年通りの基本計算6問でした。素早く正確に処理したいところです。
②小問集合
(1)ねじれの位置、(2)半球の体積、(3)変化の割合、(4)確率、(5)作図でした。(3)までは基本的な知識問題のため、確実に得点したいところです。確率と作図も悩むポイントは特にないため、得点できた受検生は例年より多かったと思われます。
③二次関数
四角形の面積を二等分する直線を考える二次関数の問題でした。高校入試においては頻出テーマであり、前の設問が誘導になっているため、流れを意識できれば完答できたことでしょう。
④平面図形
平面図形の証明と、その結果を利用して面積を求める問題でした。証明は決して難しくはないものの、うまく文章で表すことができなかった受検生もいたのではないでしょうか。(2)は、重心の性質を上手に利用することがポイントでした。
⑤余り
約束記号を用いた余りに関する問題でした。問題文を丁寧に読み、大事な条件を見落とさなければすべて解ききれたことでしょう。なお(4)は、私立高校の入試では頻出問題です。幅広い学習をしてきたかどうかで解くスピードに差がついたと思われます。

国語

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①放送による聞き取りテスト
マラソン大会について生徒が話し合っている場面と、それに関連する問いが放送されました。メモをとりながら放送の内容を整理することが求められました。
②漢字の読み取り
標準的な難度でしたが、四字熟語が問われていることには注意が必要です。
③漢字の書き取り
標準的な難度でした。日常生活の中でよく目にする語句で構成されているため、確実に得点したい大問でした。楷書で丁寧に解答する必要があります。
④足立巻一『親友記』
教師から絵に関する指摘を受けたことをきっかけに、少年たちの気持ちが変化していく様子を描いた小説文からの出題でした。登場人物の心情とその根拠を的確におさえつつ、スピーディーに解き進めていくことが求められます。記述は指定されたキーワードをうまく盛り込みながら解答をまとめる必要がありました。
⑤小川軽舟『俳句と暮らす』
俳句と記憶の関係性について述べた文章からの出題でした。記号選択や記述、抜き出しなど、さまざまな形式で設問が構成されていて、短時間で処理するには難度の高い大問でした。
⑥『牛馬問』
江戸時代に成立した随筆文でした。人物関係を正しく把握することが求められます。
⑦作文
2つの意見を読んだうえで、自分の考えを述べるという内容でした。自分の体験をもとに、短時間で解答をまとめることが求められました。

理科

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①天体(地学)
太陽と地球の動きについて、基礎知識を確認する問題でした。
②物質の特徴(化学)
気体の性質に関する基礎問題でした。取りこぼしは避けたい大問です。
③電流(物理)
電流について記述、分析、計算を要する問題でしたが、内容は基礎的なものでした。
④植物(生物)
植物の分類についての問題でした。知識の定着の度合いによって差が生じたと考えられます。
⑤化学変化(化学)
化学変化に関する典型問題でした。計算問題も取り組みやすいものでした。
⑥生殖(生物)
生殖についての知識を確認する問題でした。やや細かい知識が問われましたが、ミスなく正解したい大問です。
⑦天気(地学)
天気についての基礎知識と資料を分析する問題でした。分析で戸惑った受検生がいるかもしれませんが、典型的な問題です。
⑧運動とエネルギー(物理)
運動とエネルギーの基礎問題でした。発展的な内容はなく、全問正解したい大問です。

社会

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①総合問題
千葉県の工業に関する文章をもとに地理、歴史、公民分野から1問ずつ出題されました。
②日本地理
都道府県庁所在地や地形図に関するものが出題される傾向は変わっていません。基本問題が中心ですが、九州地方に関する選択問題では正答以外の選択肢の誤りを慎重に見極める必要がありました。
③世界地理
世界の農作物、気候、農林業などについて出題されました。ユニオンジャックに関する問題では時事に関心を持ち、教科書を細部まで見ているかどうかが試されました。
④前近代史
「鎖国下の四つの窓口」をテーマに19世紀頃までの歴史が出題されました。各世紀ごとに出来事を正確に把握できているかどうかが問われました。
⑤近・現代史
千葉県に縁の深い柳宗悦の業績に関する年表を題材に20世紀以降の歴史が問われました。帝国主義に関する記述問題は指定語句を適切に使用しつつ、前後の文脈が通るように解答を作成しなければならない恒例の形式でした。
⑥経済
消費者の権利や消費者問題を中心とした出題でした。資料の分析は数字の増減を注意深く読み取る必要がありました。
⑦政治
基本的人権と民事裁判に関する問題でした。公共の福祉による制限についての問題を正解するには傍線部だけでなく、問題文全体の内容をしっかり読み取って解答する必要がありました。

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