千葉県公立高校 2019年 入学者選抜問題分析
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千葉県公立高校 2019年 入学者選抜問題分析

【前期】

英語

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①リスニング問題:小問数3
対話を聞き、最後のセリフに続く受け答えを選ぶ問題です。
②リスニング問題:小問数2
英文を聞き、内容に関する質問の答えを選ぶ問題です。数字の情報を正確に聞き取り、ミスなく正解したい問題です。
③リスニング問題:小問数2
放送された内容に関する質問の答えを選ぶ問題です。会話の状況を的確に把握できれば正解できる問題です。
④リスニング問題:小問数4
放送文の内容を要約した英文中の空所に適切な英単語を補う問題です。問われているのは基本単語で、確実に正解したい問題です。
⑤語形変化、並べかえ英作文:小問数5
基本的な英文法の知識が問われています。並べかえ英作文は3問とも解きやすいものです。
⑥自由英作文:小問数1
絵を見て、クラスメートの質問に対する返答を20語程度の英文で完成させる問題です。正しい英文で簡潔に表現する力が必要です。
⑦短文の集合(約385語):小問数6
短文の内容理解が4問と、図表から読み取れることを答える問題が2問出されました。(2)の英文記述をミスなく書くことが高得点の鍵です。
⑧日記の読解(約410語):小問数4
留学生がクラスメートと日本のお弁当を食べた日のことを書いた日記です。(3)と(4)は、本文の正確な読み取りが必要で、注意が必要です。
⑨対話文の読解(約195語):小問数4
footballに関する日本人とアメリカ人留学生との対話を読み、空所に補うセリフを選択肢から選ぶ問題です。まぎらわしい選択肢もなく、正解を導きやすかったと思われます。

数学

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①計算小問
例年通りの計算問題6問でした。ミスなく手早く正解したい問題です。
②小問集合
(1)資料の整理、(2)変化の割合、(3)文章題、(4)確率、(5)作図の5問でした。(3)までは短時間で完答できた受験生が多かったはずです。(4)は、点Pのスタートする位置に気をつければ解答できたことでしょう。(5)は、図形の性質を利用する問題で、例年の千葉県公立校前期選抜の問題よりは対応しやすく感じた受験生が多かったと思われます。
③二次関数
二次関数の典型的な問題でした。公立、私立問わずさまざまな入試問題を解いてきた受験生であれば完答できたと思われます。
④平面図形
三角形の相似の証明と線分の長さを求める問題でした。証明は例年通りの難度で、しっかり演習をしてきた受験生であれば対応できたはずです。(2)は、(1)ができなくても解けますが、適切な補助線を引く必要があるため、やや難しく感じた受験生が多かったと思われます。
⑤立体図形
近年頻出である規則性の文章題ではなく、立体に水を注ぎ、その体積について考える問題でした。理由を説明させるといった見慣れない形式の出題もあり、戸惑った受験生がいたかもしれません。しかし、(2)までは対応しやすいため、しっかり得点したいところです。(3)は題意を丁寧に読み取る必要があり、ミスに気をつけるべき問題でした。

国語

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①放送による聞き取りテスト
中学生が学習発表会のために調べた内容についての会話、およびそれらに関する問いが放送されました。メモを取りながら解いていくことが大切です。
②漢字の読み取り
標準的な難度の問題だったため、確実に正解したいところでした。
③漢字の書き取り
標準的な難度の問題でした。例年同様、四字熟語が問われていることには注意が必要です。
④国語に関する知識・表現
中学生が書いた学校新聞の原稿を読んで設問に答えるという形式でした。文法や漢文の知識が問われました。いずれも失点は避けたい問題です。
⑤若松英輔の文章
詩について述べた文章からの出題でした。抜き出しでは解答の字数がピンポイントで指定されていたため、文脈にさえ注意すれば短時間で答えとなる箇所を見つけることができます。制限字数35字以内の記述では傍線部周辺の情報を設問の指示にしたがって簡潔にまとめる力が求められました。
⑥篠綾子『菊のきせ綿 江戸菓子舗 照月堂』
主人公が考えた菓子をめぐる、菓子舗の人々のやりとりを描いた小説文からの出題でした。登場人物の心情とその根拠を読み取り、時間をかけずに処理したい大問でした。
⑦『無名抄』
有名な歌人が自作に仕掛けた工夫について述べた古文からの出題でした。歌に用いられている技法を理解することがポイントでした。また、主語を的確に把握することが求められました。
⑧作文
生徒と教師の会話を読み、そこから考えたことをまとめるという内容でした。与えられた条件を満たしながら、自分の考えを短時間で書きあげることが求められました。

理科

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①小問集合
物理、化学、生物、地学の各分野から基本的な知識が問われました。全問正解が望まれます。
②天気(地学)
雲のでき方についての問題です。文章とグラフを適切に対応させる必要がありました。また、選択肢を注意深く吟味する力が求められました。
③電流(物理)
電気の回路についての問題です。(3)は、問題の設定を正確に把握したうえで分析する必要があり、やや難度の高い問題でした
④イオン(化学)
中和の典型問題です。取りこぼしは避けたい大問です。
⑤植物(生物)
植物のはたらきについての典型問題が中心でした。(4)は対照実験を分析する力が問われました。
⑥力(物理)
ばねにはたらく力、水圧、浮力についての問題です。(2)(b)では、浮力や合力についての正しい理解が必要でした。
⑦化学変化(化学)
化学変化の典型問題です。学習量が得点に反映される内容でした。
⑧遺伝(生物)
遺伝のしくみの基本的な理解が問われました。記述問題もありましたが、ミスは最小限に抑えたいところです。
⑨天体(地学)
金星についての問題です。(4)の考察問題は、誘導に従って丁寧に解き進める必要がありました。

社会

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①総合問題
2018年と同じく、千葉県に関する文章を題材とした地理・歴史・公民の基本問題及び統計資料の読み取り問題でした。
②日本地理
例年通り、都道府県庁所在地と地形図に関する問題が出されました。2018年と比べて、比較的解きやすい問題が中心でした。
③世界地理
ダイヤモンドの生産割合を示した円グラフで第2位にあてはまる国の位置を選択する問題は、解答を導くヒントが少なく、やや難度が高いものでした。正解するためには、日頃から教科書の資料にもしっかり目を通しておくことが必要でした。2018年に続いてアフリカ諸国に関する問題が出されているので注意が必要です。
④前近代史
日明貿易に関する記述問題は、定番とも呼べるものであり、2018年の寺子屋と藩校に関する記述問題よりは書きやすかったと思われます。
⑤近・現代史
日本の外交に関する年表を題材とした問題でした。恒例の年代並べ替え問題が出されず、得点しやすい小問が並びました。
⑥経済
3つの小問とも慌てずに、よく文章を読み、解答する必要がありました。特に(3)は選択肢の文章が長く、読みづらいものであったため、より慎重な対応が求められました。
⑦政治
憲法、人権思想、裁判に関する問題でした。裁判員制度に関する記述問題は、ほかのものと同じく、前後の文脈にあわせ、制限字数内で過不足なく書く必要がありました。
⑧国際社会
世界の経済格差に関する問題でした。2018年と比べても、得点しやすい大問でした。

【後期】

英語

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①リスニング問題:小問数5
対話やスピーチを聞き、内容に関する質問の答えを選ぶ問題です。選択肢はイラスト、英文、数字によるものでした。
②リスニング問題:小問数2
4桁の数字とEメールアドレスの綴りを聞き取る問題で、2018年から出されている形式です。日頃から英語の音声に接していれば、正解できる問題でした。
③並べかえ英作文:小問数3
与えられた語を並べかえて対話文を完成させる問題です。語順を間違えやすい英文がなく、確実に正解したい問題でした。
④条件英作文:小問数1
ある主張に対して、肯定、否定どちらかの立場を選択し、自分の意見を15語程度の英文で述べる問題です。正確な英文で表現することが高得点獲得の鍵となります。
⑤短文集合(約305語):小問数4
(1)はある宿泊施設の案内文を読み、内容に関する設問に答える問題です。(2)は「言葉遊び」に関する英文を読み、文中の空所に適切な語を補う問題です。英文を正確に理解する必要があります。
⑥読解総合(約355語):小問数5
貧困と子どもの教育についてのプレゼンテーションの原稿を読み、内容に関する設問に答える問題です。文中の数値や割合を比較し、情報を整理する力が求められます。
⑦対話文の読解(約170語):小問数4
対話文中の空所に入る発言を選ぶ問題です。空所の前後の内容を理解することで確実に正解できます。

数学

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①計算小問
例年通りの計算問題6問でした。ミスなく手早く処理したいところです。
②小問集合
(1)資料の整理、(2)回転体、(3)四角形の角度、(4)確率、(5)作図でした。確率の問題は、丁寧に数えきれたかどうかで差がついたと思われます。そのほかは、過去の千葉県公立校の問題よりも対応しやすく感じた受検生が多かったと思われます。
③二次関数
放物線と正方形の問題でした。(2)までは丁寧に計算し、得点すべき問題でしょう。(3)はさまざまな解法が考えられますが、(2)の結果を利用することができれば、余計な計算を省くことができるため、ほかの問題に時間を使うことができたと思われます。
④円
合同の証明と面積比を求める問題でした。(1)の証明は、前半部分で示したことを上手く活用できれば解答できます。(2)は、線分比や面積比を一つずつ調べていくことで解答できますが、どこから考えるべきか悩んでしまった受検生がいたかもしれません。
⑤文章題
後期選抜では2年間出題のなかった規則性の文章題が復活しました。ただし、誘導が丁寧になっていて、過去の出題と比べて解きやすく感じた受検生が多かったと思われます。最後まで解答したい問題でした。

国語

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①放送による聞き取りテスト
地域の特産野菜である小松菜の魅力について生徒が話し合っている場面と、それに関連する問いが放送されました。会話の流れに注意することが必要です。メモをとりながら聞くことが有効だと思われます。
②漢字の読み取り
標準的な難度の問題でした。例年同様、四字熟語が問われています。
③漢字の書き取り
標準的な難度の問題でした。細部の書き間違いに注意して、失点を避けたいところです。
④谷津矢車『洛中洛外画狂伝 狩野永徳』
狩野永徳の幼少期を描いた小説文からの出題です。絵を描くことに対する主人公の考えを読み取ることが求められました。傍線部周辺の記述を参考に、時間をかけずに処理したいところでした。
⑤松岡享子『子どもと本』
子どもの読書が持つ意味について述べた論説文からの出題です。文章の構造を把握し、文脈をふまえて解くことが求められました。また、傍線部周辺をしっかりと読むことが得点につながりました。
⑥『一休ばなし』
一休和尚の活躍を描いた文章からの出題でした。有名なテーマであるため、内容が推測できた受検生もいるかもしれません。記述は8字と少なく、話の要点を的確に理解できているかどうかが問われました。
⑦作文
あることわざの意味について、自分の考えを述べる作文でした。ことわざの意味を解釈し、それに応じた体験談を簡潔にまとめることが求められました。

理科

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①地層(地学)
地層の基礎知識の確認と柱状図を考察する問題でした。(3)(4)は図を正確に読みとる必要がありました。
②微生物(生物)
微生物や顕微鏡の基本事項の確認が中心です。(2)は見慣れない問題で、選択肢一つ一つを丁寧に吟味する必要がありました。
③化学電池(化学)
化学電池の典型問題でした。全問正解したい内容です。
④運動とエネルギー(物理)
物体にはたらく力と物体の速さや、エネルギーについての問題でした。基礎的な内容なので、取りこぼしは避けたい大問です。
⑤天体(地学)
太陽の日周運動の観測についての問題です。(2)~(4)は習熟度で差が出やすい内容でした。得点差がついたと考えられます。
⑥物質の特徴(化学)
蒸留の実験がテーマでした。(1)(2)は基礎知識、(3)は典型問題でした。また、(4)は基礎的な計算問題ですが、設問を丁寧に読み解く必要がありました。
⑦電流(物理)
電流と磁界に関する典型問題でした。(3)は注意力が問われました。
⑧人体(生物)
人体の神経系と行動についての問題でした。(2)は実験の内容を理解したうえで正確に計算する必要がありました。

社会

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①総合問題
千葉県のさつまいも栽培の歴史とその利用に関する文章を題材として、例年通り、地理、歴史、公民分野から1問ずつ出題されました。
②日本地理
都道府県に関する知識と地形図の読み取りが問われる傾向は変わっていません。地形図の問題では、目分量ではなく、めもりを使って慎重に解くことが求められました。
③世界地理
東京を中心とした正距方位図法に関連する出題でした。地球儀の作成に関する問題に対処するためには問題文で示されている条件をよく確認し、図2~4を見比べたうえで、部品を適切にあてはめる丁寧な作業が必要でした。
④歴史総合
「日本と関わりのある外国人」をテーマに幕末期までの歴史が問われました。アヘン戦争に関する記述は例年の問題と比べても書きやすく、2016年にも関連した問題が出されているため、しっかり準備してきた受検生は十分対応できたと思われます。
⑤近・現代史
明治時代以降の歴史が中心に問われました。2018年に続いて、2019年も盲点になりがちな文学・美術など文化に関する問題が出されましたが、基本的な内容であったため、解答に迷うことはさほどなかったはずです。
⑥経済
国民の経済活動を支える政府の役割に関する出題でした。いずれも典型的な問題でしたが、セーフティネットに関する問題は現代社会への関心と教科書をしっかり読んでいるかどうかが試されました。
⑦政治
民主政治に関する問題で、すべて基本的なものであったと言えます。しかし、世論に関する記述は簡単なように見えて、字数内に過不足なく解答するには正確な用語理解が必要でした。

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