【開成高校 合格者インタビュー】受験直前の挫折が弱点を知るきっかけに。最後まで知識を磨き続け、合格を勝ち取る
見出し画像

【開成高校 合格者インタビュー】受験直前の挫折が弱点を知るきっかけに。最後まで知識を磨き続け、合格を勝ち取る

高校受験 SAPIX中学部

「合格者インタビュー」では、難関校に合格したSAPIX中学部卒業生が何をどう学び、どのような道のりを経て合格へたどり着いたのかを語ります。聞き手は卒業生を身近で見守ってきたSAPIX中学部の講師。今回のインタビューに登場いただいたのは、SAPIX中学部オンライン校から開成高校に合格したSさんです(聞き手:SAPIX中学部オンライン校 室長 古谷)。

※Zoomを使用して2022年2月26日に取材を行いました。
※この記事は2022年3月27日に刊行されたSAPIX中学部の受験情報誌『スクエア』212号に掲載された記事のnote版です。

刺激に満ちた双方向授業と復習中心の家庭学習で成長を実感

古谷:開成高校合格、おめでとうございます。SさんがSAPIX中学部オンライン校に入室したのは、中3の春期講習からでしたね。
Sさん:はい。僕は地方在住なのですが、首都圏の高校への進学を考えて塾選びをしている時に、SAPIX中学部にオンライン校があることを知りました。自宅からでも双方向授業が受講できることと、復習を重視したカリキュラムに魅力を感じて入室を決めました。
古谷:入室してみていかがでしたか。
Sさん:それぞれの科目に、深い知識を持った優秀なクラスメートがいることに驚きました。僕が苦労して解いた数学の問題の解答を、考えつかないような解法で簡単に導き出している人がいたのが印象に残っています。最初は圧倒されましたが、「自分もこうなりたい!」という気持ちが芽生え、とても良い刺激になりました。
古谷:Sさんも、理科や社会では授業を牽引してくれていました。私が担当していた理科の授業では、こちらがハッとするような解法を紹介してくれたこともありましたよね。「来年はその方法で教えよう」と話した覚えがあります(笑)。
Sさん:電流の問題で、関数を使って解く方法を思い付いた時でしたね。好きだった理科はもちろん、どの科目でも授業を通して自分の持っている知識をどんどん広げていけたことがうれしかったです。苦手意識があった数学も、授業の後に先生に質問し、分からないところをきちんと解決するようにしていたら、できる問題が増えて楽しくなっていきました。
古谷:授業中は生徒たちから活発に意見が出ていました。クラス全体に切磋琢磨する雰囲気があって、教える側としても、とても楽しい時間でした。
Sさん:学校では自分が発信することが多かったのですが、SAPIXの授業では、レベルの高いクラスメートの発言から多くのことを教わりました。
古谷:家庭学習を進める上で、心掛けていたことはありますか。
Sさん:当たり前ですが、「出された課題をきちんとこなすこと」「分からない箇所が出てきたら、すぐに質問をすること」の二つが基本ですね。最も力が付いたのは、「一度解いた問題を、ある程度時間を置いてから解き直す」という学習を何度も繰り返すことです。僕はテスト勉強などでも復習をとことんやるタイプだったので、この勉強法がぴったりでした。

模試での失敗をプラスに変えて開成高受験に向け5科目を伸ばす

古谷:開成高を第一志望に選んだのはいつ頃ですか。
Sさん:元々憧れてはいましたが、本気で目指そうと決めたのは、中3の秋です。学校説明会に参加した際、学業に優れているだけでなく、行事にも全力を尽くす在校生の熱い姿勢が伝わってきて、ここに通えたら楽しそうだなと思ったのです。
古谷:開成高を受験する後輩に、勉強法のアドバイスがあれば教えてください。
Sさん:5科目全てにおいて問題が難しいので、基礎から応用までそつなくこなせる力をどの科目でもバランス良く養っておくべきです。僕は理科と社会は得意でしたが、配点が50点と低いため、他の3科目を最後まで伸ばすようにしました。英語では、入試の直前まで『Grammar Pass』の解き直しにひたすら取り組みました。それに、『High Level英単語』もほぼ100%に仕上げ、『Basic Idioms』に載っている英熟語の意味も全て頭に入れました。
古谷:国語や英語の弱点補強ノートも活用していましたよね。そうした頑張りが結果につながったのだと思います。Sさんの成績は、多少の浮き沈みはあったものの、冬までは安定していました。一番の試練になったのは、12月の開成高入試プレでしょうか。
Sさん:その通りです。東京・代々木の代ゼミタワーで受験したのですが、100名以上の受験生が集まる大会場は初めてで、それまで受けた模試とは雰囲気が全く違っていました。周りのレベルも高く、気持ちの部分で負けてしまったところもあったと思います。最初の国語で思い切り失敗したことから、他の科目も崩れて、合格可能性45%という判定結果でした。
古谷:あの頃はつらかったですよね。けれど、時には模試で厳しい結果が出たことがプラスに働くこともあります。慢心から気が緩み、入試本番で1、2問間違えたことで動揺して、結果がひっくり返ることもありますから。むしろ、これは良い機会だと思ってほしいという話をしましたね。
Sさん:はい。「失敗も良い経験になる。悔しい気持ちを糧にして、頑張っていこう」という古谷先生の言葉が励みになり、背中を押されました。あの時、「今の気持ちを忘れないように、成績表を机の上に置いておきなさい」と先生に言われましたよね。実は、今でもあの成績表を見えるところに張ってあるんです。
古谷:そうだったんですね!

科目ごとに気持ちを切り替え入試本番で実力を発揮!

古谷:初戦となる渋谷幕張高は、その開成高入試プレのわずか1カ月後でした。
Sさん:渋谷幕張高の入試では、3限目の数学の出来がかなり悪かったのですが、そんな状況でも気持ちをきちんと立て直しました。平常心を取り戻し、午後の理科と社会に臨めたことに、自分でも手応えを感じました。開成高入試プレの経験をうまく生かすことができたと思います。
古谷:渋谷幕張高の受験を終えて、それまでの不安や焦りが消え、霧が晴れたように見えました。数学がうまくいかなかったと聞いていましたが、結果は合格。失敗があっても、平常心で実力を発揮できるタフな受験生に成長したのだなと思いました。実際、その後の西大和学園高は素晴らしい成績で合格していましたね。
Sさん:西大和学園高で落ち着いて全科目の試験に取り組めたおかげで、開成高では自信を持って入試に臨めました。ただ、前日は少し緊張していたようです。いつも通りに勉強し、寝る前は好きな音楽を聴いてリラックスしようとしたのですが、あまり眠れませんでした。当日も午前3時ごろに目が覚めてしまい寝不足でしたが、それでかえって緊張がほぐれました。問題の配付時間に合格できたときのことを頭の中で思い描いていたら、気持ちが落ち着いてきました。
古谷:入試当日に持っていって良かったものはありますか。
Sさん:感染症予防のため、試験直前まで教室の窓やドアを開けて換気していたため、膝掛けが防寒対策に役立ちました。それから、開成高の入試では受験票を入れるホルダーが必要でしたが、持っていなくて慌てている受験生が多かったです。会場で焦らないよう、入試要項をよく読んで事前に持ち物をきちんと確認しておくと良いと思います。
古谷:開成高の手応えはどうでしたか。
Sさん:正直、失敗したと思いました。英語のリスニングが聞きづらく、数学では問題文をきちんと読み取れず大問を一つ丸ごと落としたからです。本番の緊張感のなかで、基礎的な部分をたくさん取りこぼしていて、反省すると、きりがありません。それでもミスを気にせずに、各科目で自分の最高のパフォーマンスをすることだけに集中できたので、後悔はありませんでした。
古谷:合格の報告を聞いて、改めて入試本番で力を出し切れるメンタルの強さを感じました。受験を終えて、過去の自分と比べて変わったところはありますか。
Sさん:これまでなら諦めていたことも、気持ちを切り替えて、「まだ、もっとできる!」と考えられるようになりました。良い意味で諦めが悪くなったかもしれません。
古谷:高校でやってみたいこと、楽しみにしていることはありますか。
Sさん:大好きな理科をより深く学んでいきたいです。また、SAPIXの国語の授業で興味を持った日本の文豪の作品も読んでみたいです。学校生活では、やはり運動会が楽しみですね。
古谷:最後に、受験生活を支えてくれたご家族へのメッセージをお願いします。
Sさん:家族は僕の選んだ道を応援してくれ、たくさんのサポートもしてくれました。合格を一緒に喜べてうれしかったです。心から感謝しています
古谷:Sさんの謙虚なところはずっと変わりませんね。苦しい時も自分の力で乗り越え、大きく成長していくその姿を、ご家族はいつも温かく見守っていらっしゃいました。本当に良い受験だったと思います。
Sさん:ありがとうございました。

Sさんから後輩の受験生へ
高校入試は自分の限界との戦いのようなものでした。自分でその限界を決めると、そこまでになってしまいます。最後の最後まで諦めずに身に付けた知識は、必ず役立ちます。結果を出せずに苦しい時期もあるかもしれませんが、より上を目指して努力を重ねていけば、笑って受験を終えることができると思います。皆さんも頑張ってください。

Sさんから古谷へ
1年間、お世話になりました。先生の面白くて分かりやすい理科の授業が大好きです。合格を勝ち取れたのは、結果が出ない時も、自分を支え、応援し続けてくれた、先生のおかげです。今まで本当にありがとうございました。

古谷からSさんへ
Sさんは指折りの実力者で、授業でクラス全体をリードしてくれました。また、1対1で話すときはいつも笑顔で、私の方が元気をもらっていました。苦しい時期もあったと思いますが、精神的に大きく成長したSさんなら、十分勝負できると確信していました。一緒に戦えたことを誇りに思います。本当にありがとう。


◆2022年8月12日(金) ~ 14日(日)、「中3 筑駒理社特訓」を実施
SAPIX中学部では、筑駒高合格を目指す中学3年生を対象に「中3 筑駒理社特訓」を開講します。筑駒高の入試突破には理社の攻略が必要不可欠ですが、その上で最も重要なのは、なんといっても早めの準備。同じ目標を持つ仲間と高め合える集中特訓で、筑駒高合格を目指しましょう。

▼「中3 筑駒理社特訓」の詳細はこちら▼


◇受験情報誌『スクエア』無料進呈中
資料請求された方に、受験情報誌『スクエア』最新号を無料進呈中。SAPIX中学部講師による学習アドバイスや、最新の高校入試情報、SAPIX中学部卒業生へのインタビューなど、受験勉強のヒントになる記事が満載です。SAPIX中学部ホームページよりお気軽にご請求ください。

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!
高校受験 SAPIX中学部
難関国・私・公立高校を目指す小学5年生~中学3年生を対象とした進学指導塾、SAPIX中学部です。受験生とその保護者の皆さまに、「学習や志望校探しのヒント」や「学習のモチベーションアップにつながる読み物」などをお届けします。受験に向けた情報収集ツールの一つとしてご活用ください。